アスクル(2678.jp) 物流施設の火災は鎮火 被害規模は未確定も、赤字転落の可能性が視野に入る

アスクル(2678.jp)の物流施設で火災が発生しました。これを受け、2月16日の株価は6.61%安まで売られました。

火災は2月28日に鎮火したものの、被害規模は未確定です。アスクルの2016年の純利益が52億円に対して、火災が発生したASKUL Logi PARK 首都圏の資産規模が120億円以上であるため、もし損害が大きいと判明した場合は赤字転落の可能性が視野に入ってきます。

火災の様子


アスクル倉庫で火災、2人やけど 消火作業続く 埼玉

物流倉庫の複数箇所から煙が出ており、内側は大規模な火災であると予想できます。アスクルの事業内容から、施設内にあるのはオフィスや家庭の消耗品等だと推察でき、燃え広がる物も多くあるのでしょう。

火災について

2月16日午前9時15分頃に110番通報があり、12時40分にはプレスリリースが出ました。燃えたのは埼玉県入間郡のASKUL Logi PARK 首都圏(物流センター)です。その後も物流センターは燃え続け、2月22日9時30分に鎮圧、28日午後5時にようやく鎮火しました。

以下、アスクルの火災に関するニュースです。日時は発表・配信のタイミングです。

火災発生に関するお知らせ 2月16日12時40分

アスクル倉庫火災、個人向け4万種類出荷できず 2月17日0時20分

アスクル火災鎮火せず 物流競争、大型拠点に死角 2月21日21時21分

弊社物流センター火災に対する対策について(第9報)2月22日午前11時30分

アスクル倉庫火災、ようやく鎮火 発生から12日 2月28日20時25分

株価

火災発生当日

2月16日の株価は火災発生の情報が伝わり下落、終値は前日比6.61%安まで売られました。


アスクル(株) 2017/2/16

その後の株価

翌日以降も火災は鎮火せず、物流センターの被害は拡大しました。一方で株価は売り買いが交錯し、3,200円を下値支持線として、出来高を伴いながら株価は下げ止まっていました。


アスクル(株) 2017/2/28

投資判断は?

火災による損害は、建物、建物内の機械や商品に留まらず、配送の遅延による顧客離れが意識されます。また、危機管理体制の問題が露呈した事で、他の物流施設が大丈夫かどうかも心配になります。

被害規模は2月28日現在未確定です。代わりに物流センターの資産内容とアスクルの経常利益の規模を比べれば、投資家は様子見するのが無難と言えます。そうは言え、どう考えても株価が大きく売られた場合は拾いに行く選択もあるでしょう。

被害規模は?

被害規模は2月28日現在未確定のため発表されていませんが、代わりにASKUL Logi PARK 首都圏の資産内容と保険が公開されました。


ASKUL Logi PARK 首都圏(弊社物流センター)の資産等について

火災により焼失・損壊した資産の帳簿価額から保険金受取額を控除した金額が、最終的な損失額となるようです。もし仮に有形固定資・たな卸資産が全て無価値になり、保険の支払いが滞った場合は120億円を超える損害となります。

資産内容の比較対象は?

アスクルの企業の規模は、2016年の経常利益は85億円、純利益は52億円の水準です。火災による損失が悪い方向に進んだ場合、決算内容に少なくはない悪影響を与え、赤字転落の可能性も視野に入ってきました。


業績・財務

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