日本アジア投資(8518.jp) 買いが買いを呼び急騰


日本と中国で投資事業を展開するベンチャー・キャピタルである日本アジア投資(8518.jp)の株価が急騰しています。2019年6月21日(金)に181円の終値でしたが、6月25日(火)に311円になるまで買われました。この間、プレスリリース等の材料は出ておらず、短期筋による買いが買いを呼ぶ形で株価が上昇しました。

株価急騰のきっかけの1つとして、2034年のサッカーワールドカップのアジア招致で各国首脳が合意したことが挙げられます。ワールドカップのアジア招致によって活躍余地が広がったと考えた投資家が、株の物色を始めたとされます。

また、同社はメガソーラーを中心に再生可能エネルギーの投資事業を拡充しています。そのため、G20大阪サミットにて環境問題に照準が当たれば、業績へのプラスの影響が大きいと予想した投資家も株を買っていると考えられます。

環境管理センター(4657.jp) G20関連銘柄として期待を集め急騰


G20関連銘柄として環境管理センター(4657.jp)が注目を集め、株価が急騰しています。2019年6月18日(火)終値で574円だった株価は、6月24日(月)の終値で905円になるまで買われました。

環境管理センターは環境総合コンサルティング会社です。4月15日(月)に中国に悪臭対策に特化したコンサルティング会社を設立し、投資家の注目を集めています。直近で株は上記チャートの通り、荒い動きをしています。「G20大阪サミットにて環境問題に照準が当たれば、業績へのプラスの影響が大きい」と考える投資家が、株を買っている様子です。

サンオータス(7623.jp) 決算で良好な業績予想が示されて急騰


サンオータス(7623.jp)は2019年6月19日(水)に2019年4月期の決算短信を公開しました。その中で2020年4月期の経常利益が前期比+900%(つまり10倍)となる業績予測が記述され、買い注文を集めました。

上記はサンオータスの株価チャートです。TDnetでは6月19日(水)の16:00に決算が公開されましたが、株価の急騰は6月19日(水)の場中から始まっており、インサイダー取引の香りがします。

いずれにしても、6月18日(火)に274円だったサンオータスの株価は、6月21日(金)に高値470円をつけるまで急騰しました。

イオレ(2334.jp) ダイヤモンドZAiで紹介されて急騰


イオレ(2334.jp)はダイヤモンドZAi(ザイ)2019年 8月号にて、朝香友博さん(成長企業アナリスト・投資家)のおすすめ銘柄として紹介されました。その結果、事業の成長性に注目した買い注文が集まり、2019年6月18日(火)以降、株価が急騰しています。

上記チャートはイオレの株価推移です。6月17日(月)に終値2,060円だったイオレの株価は、出来高を伴い上昇し、6月21日(金)終値で3,045円になりました。わずか1週間の間に、株価が約1.5倍になるまで買い注文が集中した事になります。

東日本大震災(2011年)で逆行高となった銘柄の株価チャート


2011年3月11日(金)の東日本大震災を受けて、株式市場では被害による業績不安から多くの銘柄が売られ、株価が下落しました。その一方で、小型の建設株を中心に、一部の銘柄には復興需要期待から買い注文が殺到しました。東日本大震災で特に株価が上昇した5銘柄のチャートをまとめます。

日成ビルド工業(1916.jp)

建設業の株です。プレハブ建築を行う企業で、復興需要が集まると期待され、買い注文が集まりました。3月11日の終値は71円でしたが、3月17日には280円をつけるまで急騰しました。この銘柄は、2018年に上場廃止されました。

不動テトラ(1813.jp)

建設業の株です。海上土木に強みがあり、復興需要や防災需要が急増すると考えられたため買われました。ちなみに消波ブロックの代名詞「テトラポッド」は不動テトラの登録商標です。

植木組(1867.jp)

建設業の銘柄です。復興需要期待から買われました。

間組(1719.jp)

やはり建設業の銘柄です。間組は、現在は安藤ハザマとして売買されています。

天龍木材(7904.jp)

卸売業に分類される銘柄です。建築材料商社で、復興需要期待から株価が急騰しました。2013年に上場廃止した銘柄です。

景気ウォッチャー調査(2019年5月)


景気状況・見通し把握のために、内閣府が2019年6月10日(月)にリリースした景気ウォッチャー調査(2019年5月)の結果を確認しました。

以下の画像の出典:景気ウォッチャー調査 令和元年5月調査結果(内閣府)

景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DIは45.6となり、前月差は−2.8と下落しました。家計動向、企業動向共に下落し、全体的に景気に対する不安が増す結果となりました。中でも製造業は前月差-4.1と大きく下落しました。

景気判断理由の概要

ゴールデンウィークの10連休での客の動きは良かった一方で、その反動も出てきているようです。米中貿易摩擦によって、中国向けの出荷は減少傾向が続いています。消費税増税前の駆け込み需要が出る事は、期待して良さそうです。

サンバイオ・ショック前後のサンバイオ(4592.jp)株価チャート


サンバイオ(4592.jp)は2019年1月29日(火)17:25発表のプレスリリースで、再生細胞医薬品の臨床試験において「主要評価項目を達成できなかった」と発表しました。この発表を受けた多くの投資家が、新薬によるサンバイオの業績拡大期待が持てなくなったと考えたため、翌日以降、サンバイオ株の売り注文が殺到しました。その一方で買い注文はほとんど無かったため、連日ストップ安で売買がほとんど成り立たない(売りたい人が売れない)状態が続いていました。

また、新薬開発の難しさが意識された事で、他の創薬ベンチャー株も連想売りを浴び、総崩れとなりました。この騒動は、サンバイオ・ショックと呼ばれています。

なお、サンバイオの買い注文が売り注文を上回り始め、板が寄ったのは週明け、2月5日(火)になってからでした。

サンバイオの株価チャート

画像:サンバイオ(株) Yahoo!ファイナンス 2019年2月5日

1月30日(水)から2月4日(月)にかけては、売り注文が圧倒的に多く、ストップ安の水準でわずかに売買が成立した程度でした。2月5日(火)※1 になってようやく、買い注文が出てきて本格的な売買が始まり、大商いとなりました。

※1 東証に限らなければ、PTS市場において、2月4日(月)に本格的な売買が開始されています。

サンバイオ株の時系列

出典:サンバイオ(株) Yahoo!ファイナンス 2019年2月5日

プレスリリース発表前の1月29日、終値で11,710円だった株価は、板が寄った2月5日の始値2,440円まで下落しました。およそ5分の1に相当する-79.2%の水準まで叩き売られたわけです。

なお、出来高は、1月30日から2月4日にかけては買い注文がほとんどなかったため、文字通り「桁違いの少なさ」でした。

その後のサンバイオの株価推移

ストップ安で下がり続けたサンバイオの株価はその後も暫く回復せず、3,000円付近を前後しました。