確証バイアス(Confirmation bias) 偏った情報を集めてしまう心理効果


確証バイアス(Confirmation bias)とは、先入観に基づき現象を観察し、持論に基づく情報を選別・受容しやすい傾向です。この心理効果は、相場動向を中立的な視点で冷静に分析する事を妨げてしまうなど、投資判断に影響を与える事があります。

概要

確証バイアス(かくしょうバイアス、英: confirmation bias)とは、認知心理学や社会心理学における用語で、仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。認知バイアスの一種。

出典:確証バイアス Wikipedia

確証バイアスの例

血液型と性格に関係があるような気がするのは、確証バイアスが情報を偏って補完したからです。

確証バイアスの一般的な事例として、血液型と性格の関係がある。人の性格はひとつに決定されるものではなく、通常は様々な特徴を含んでいるものである。しかし、相手の血液型がA型だとわかると、A型の性格として知られている几帳面などの特徴ばかりが目についてしまい、「A型は几帳面である」という情報が正しいものであると認識してしまうのである。

出典:確証バイアス 科学辞典

確証バイアスの分類

確証バイアスは、以下の3種類の細かなパターンに分類されます。

情報を探す際のバイアス

人々は、仮説の片側面のみを検証する傾向があります。仮説に合致する証拠を集めてしまい、仮説に合致しないパターンの検証は疎かになりやすい事が知られています。

仮説に合致するかどうかの検証は、ポジティブ・テスト(positive test)と呼ばれます。例えば、「はい/いいえ」を用いて数字を当てようとする時、数字3を予想しているならば、「奇数ですか?」と聞くのがこれに該当します。この検証においては、奇数と聞いても偶数と聞いても同じ情報が得られますが、現実的にはアンカリング効果等によって質問内容が回答を誘導してしまう事があり、正確な検証が妨げられる事があります。

情報を解釈する際のバイアス

情報を解釈する際にも、確証バイアスは働きます。同じ情報を受け取ったとしても、事前に持っている情報によって異なる解釈がされるという事が起こります。

記憶におけるバイアス

人々には予想を支持する記憶を呼び出しやすい傾向があります。

投資家と確証バイアス

投資家は確証バイアスとうまく付き合う必要があります。株高になると考えながら情報収集すれば、良い予想しか目につかなくなり、ポジションを拡大しすぎて、下落相場の来訪によって痛い目にあう事があります。逆に株安が起こると考えながら情報収集すれば、悪いニュースしか目につかなくなり、ポジションを縮小しすぎて、上昇相場が来れば機会損失を生みます。

確証バイアスに翻弄されないためにも、情報を偏りなく見ているかどうか、意識するのも良さそうです。


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