ハウス・マネー効果(House money effect) あぶく銭は何故消えるのか?

ハウス・マネー効果とは?

ギャンブルなどの不労所得や幸運で得た利益は、働いて稼いだお金と比べて、粗末に扱ってしまいやすい傾向があります。例えば投資によって得た利益は、給与所得と比べて、よりハイリスクな投資に利用されてしまう事が知られています。この傾向・心理効果を、ハウス・マネー効果と呼びます。

メンタル・アカウント(mental accounting 心の会計)、すなわち金銭の扱いを、入手方法によって重要度を変更する心理効果の一種です。

資産運用での活用

ハウス・マネー効果によって、あぶく銭はハイリスクな資産へ投資され、そして消えていくのです。

確かに含み益が大きくなると、気が緩み慎重さを失いやすいですね。この心理効果に影響されて、「資産運用で得た利益を、不必要なリスクに晒すような取引」をしていないかを吟味するもの良いでしょう。

この効果は、特に上昇相場で注意したいところです。勝って兜の緒を締める姿勢は、長期的な資産運用を行う場合に大切です。

由来

なお、「ハウス」はカジノを意味しているそうです。カジノの言葉に 「playing with the house’s money.」 があります。カジノのお金で気楽に遊ぼうという意味です。ハウス・マネー効果の名前は、カジノのこの一文に由来しています。

ハウス・マネー効果は Richard H. Thaler と Eric J. Johnson によって提唱されました。実験とその結果を含む詳細は下記に掲載されています。

Gambling with the House Money and Trying to Break Even The Effects of Prior Outcomes in Risky Choice

関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。