ピーク・エンドの法則(peak-end rule) 投資判断を撹乱する心理効果。印象に残っているのはピークと最後だけ!?

ピーク・エンドの法則とは?

法則の概要

ピーク・エンドの法則は、過去の経験の見え方に関する法則です。

経験は、

1.それがピーク時にどうであったか?
2.最後がどう終わったか?

の2点によって、判定される傾向があります。一方でピークと最後以外の情報の大部分は捨てられて使われにくくなります。この法則によって、「見えにくくなる情報」に、敢えて注意する事が大切です。

法則の由来・実験と応用

ピーク・エンドの法則はダニエル・カーネマン教授が1999年に発表した法則です。ダニエル・カーネマンは2002年にノーベル経済学賞を受賞した心理学者・行動経済学者で、行動ファイナンス理論及びプロスペクト理論で有名です。

ダニエル・カーネマン

ピーク・エンドの法則は実験でも示され、資産運用の他にも仕事術や恋愛の分野で言及・応用されています。

販売の心理学:ピークエンドの法則――売上げが上がらないのは、アレが原因だった

株式投資での応用

ピーク・エンドの法則は、株式投資で印象的な出来事と最新の出来事に過度に注目してしまう事を教えてくれます。

ピークの出来事に注目してしまう

ファンダメンタルズ的には、最高益や利益伸び率の最大値が銘柄を印象づけます。テクニカル的には、保有期間中の高値や安値が印象に残ります。その他の場面での情報は、忘れやすくなります。

確かにそうですね。これは投資家の実感とも矛盾しないと思われます。とは言え、印象に残りにくい部分、つまり普段・平生はどうであったか、についても注意したいところです。

最後の出来事に注目してしまう

直近の暴騰・暴落や終値は、注目しやすい材料です。

ピーク・エンドの法則と投資行動

ですが、より多くの情報を検証するために、直近以外の企業の様子を考えるのは大切です。注目しにくい過去の情報に、敢えて意識的に焦点を当ててみる事は、投資銘柄の理解に役立ちます。

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