シダー(2435.jp) 弐億貯男氏の売却を受けたコピーキャット勢の投げ売りで前日比13.95%安

シダー(2435.jp)の2017年9月4日(月)の株価は、前日比13.95%安の327円まで売られ、大暴落しました。シダーは著名投資家である弐億貯男氏が前営業日に売却をしており、これを受けたコピーキャット勢が投げ売りを浴びせた様子です。

シダーのチャート

出典:(株)シダー Yahoo!ファイナンス 2017/9/4

暴落の発端となったブログ記事

著名投資家である弐億貯男氏の売却(下記のブログ記事)を受け、コピーキャット勢が投げ売りをした事が暴落を招きました。ちなみにシダーの公式サイトに特に更新はありませんので、材料は弐億貯男氏のブログ記事だと言えます。

前日比+160万円、そして保有株を利益確定(サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。)

なお、上記画像の下方、「この銘柄を見た人はこんな銘柄も見ています」に挙げられた「1位チャムケア」「2位ソラスト」「3位京進」は、いずれも弐億貯男氏のポートフォリオの銘柄です。

コピーキャット ポートフォリオの模倣は何が良いか?コピーの障害は何か?

資産運用において、独自のリサーチに尽力するのは重要ですが、一方でうまくいっている投資家の真似をする事も大切です。

憧れの投資家や、好成績の投資信託があれば、そのポートフォリオを真似してみるのも良い経験になります。このような模倣のテクニックは、コピーキャットと呼ばれます。コピーキャットは、日本語で模倣者や猿真似に相当する単語です。

完全なコピーでなくとも、上手な投資家の保有銘柄群から、好みの銘柄をピックアップして保有してみるもの良いと考えています。

コピーキャットの方法

好成績の投資家ポートフォリオを知る

コピーキャットは、好成績の投資家ポートフォリオを知る事から始まります。

著名な投資家であるWarren Buffettのポートフォリオは、Warren Buffett(gurufocus.com)等から取得できます。このサイトでは、保有比率に加えて銘柄別の売買動向(買っているのか売っているのか)も確認する事ができます。

投資信託を模倣する場合、月報や週報等の報告書に掲載されている、銘柄とその組み入れ比率を確認します。多くの投資信託の場合、たとえ全ての銘柄の状態が分からなくても、組み入れ上位10銘柄程度は記載されています。

そしてその銘柄を買い増したのか、売り払ったのかは、新しい報告書と古い報告書を比較する事でだいたい分かります。更に各銘柄の値動きまで踏まえ比較すれば、売買状況がほぼ正確に分かります。

売買を行う

好成績の投資家ポートフォリオを参考に売買を行います。

ポートフォリオを完全に真似る方法と、買い増している銘柄を真似して購入する方法の2種類の方法があります。

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コピーキャットのメリット

模倣すべき好成績の投資家ポートフォリオをコピーできれば、良い投資成果を残せます。また、コピーキャットを行えば、スキルの向上が期待できます。

好成績な投資家のリターンの享受

コピーキャットで、好成績な投資家のリターンを享受できます。

好成績な投資家ポートフォリオを真似をしていれば、追随する形で模倣者の投資パフォーマンスは良くなります。

Warren Buffettの保有銘柄が世界中の投資家から注目されるのは、多くの投資家がBuffettの真似をしようとしているからです。

Buffettに限らず、多くの機関投資家のリサーチ力は、素人の個人投資家と比べれば優れています。機関投資家は優良銘柄を発掘してくれる事でしょう。

投資家としてのスキル向上

コピーキャットは、スキル向上に有効です。

上手い人が「どうしてその銘柄を持ったのか」を深く考えられるため、優良銘柄の特徴を学べます。

コピーキャットのデメリット

コピーキャットが上手くいかない事もあります。

完全なコピーは難しい

個人投資家が機関投資家のコピーをする場合、売買単位(単元株)による最低売買金額の関係で、完全なコピーは難しくなります。

また、売買手数料が割高になり、パフォーマンスを落とす可能性があります。

投資期間の違い

投資期間(investment horizon)が違えば、適切なポートフォリオは異なります。

個人投資家の運用期間は、機関投資家(例えば年金基金等)と比べれば短くなります。コピー元の投資家の投資期間が、模倣者の投資期間と大きく異なる場合、模倣は意味が無いかも知れません。

完全なコピーでない場合にパフォーマンスが追随できない問題

完全なコピーではない場合は、パフォーマンスの追随ができないかも知れません。

機関投資家ポートフォリオ全体で、リターンやリスクを管理し最適化します。部分的なコピーでは、有利なパフォーマンスが得られない可能性があります。

最新の情報が得られない

コピーキャットは、コピー元の投資家ポートフォリオを知る事から始まります。

ただしそれは主に、運用報告書が出た後など、少し時間が経ってから知る事になります。その間に、既に大きく値上がりしているかも知れません。特に模倣者が多く居る場合は乗り遅れと高値掴みの危険性が増します。

また、頻繁に売買を行う投資家のコピーをする場合、その投資家が何を買っているかを判別するのは困難な事があります。

まとめ

コピーキャット運用を行えば、好成績な投資家に追随する形で良いパフォーマンスを残せます。運用スキルの向上にも有効です。

一方で、完全なコピーは手数料や投資期間の問題により、難しい場合もあります。