WDBホールディングス(2475.jp) 順調な2018年3月期1Qを受け、前日比+9.41%で年初来高値更新

理学系研究職や研究補助職の人材派遣会社のWDBホールディングス(2475.jp)は、2017年8月4日(金)に発表された2018年3月期1Qが順調であった事を受け、翌営業日の2017年8月7日(月)の株価終値は前日比+9.41%となり、年初来高値を更新しました。

決算情報

2018年3月期の1Qは2017年8月4日(金)に公開されました。経常利益27.1%増等、大きな増益が目立ちます。業績予想と比べても順調です。ただし業績予想の上方修正はありませんでした。

参考:平成30年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(WDBホールディングス株式会社)

株価チャート

決算発表の翌営業日である2017年8月7日(月)のWDBホールディングスの株価は、前日比+9.41%と大きく上昇して引けました。下図はその日のチャートです。場中にも買い注文が集まりました。

北朝鮮のミサイル発射を受けた、防衛関連銘柄の暴騰チャート集(2017年7月4日)

2017年9時39分、北朝鮮による弾道ミサイルが発射され、約40分間飛翔し、日本国の排他的経済水域(EEZ)内に落下しました。また、北朝鮮が午後3時半に特別重大報道を予告しました。これらのニュースにより、防衛関連銘柄・軍需銘柄に買いが入り、多数の暴騰チャートが形成されました。

この日、特に計器類や照明弾に関する軍需銘柄が買われました。一方で重工業系の軍需銘柄への反応は薄く、下落に転じる銘柄もありました。

北朝鮮ミサイルについて

ミサイル発射 9時39分

本日9時39分頃、北朝鮮西岸より、弾道ミサイルが発射され、約40分間飛翔し、我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下した模様です。

北朝鮮による弾道ミサイルの発射について(第1報)防衛省

海上保安庁の発表 9時53分

【緊急情報】ミサイル発射情報 海上保安庁 ※リンク切れ

官房長官記者会見 10時30分前

午前10時半前に、官房長官により記者会見が行われました。

北朝鮮ミサイル 日本海の排他的経済水域に落下 官房長官 NHK NEWS WEB ※リンク切れ

北朝鮮が午後3時半に特別重大報道を予告 13時38分頃

防衛関連銘柄の暴騰チャート

通常ですと株式市場にとって北朝鮮のミサイル発射は、今更それほど注目に値しないイベントです。ところが7月4日は特別重大報道が予告された事で、防衛関連銘柄の買いに拍車がかかりました。

特に計器類や照明弾に関する銘柄が買われました。

細谷火工(株)(4274.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
4274.jp 細谷火工(株) 東証JQS +20.24% 自衛隊向け照明弾、発煙筒大手。花火の火薬技術を生かしエアバッグ用など民間分野にも展開
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(株)石川製作所(6208.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
6208.jp (株)石川製作所 東証1部 +19.60% 段ボール製函印刷機主体の機械メーカー。繊維機械で出発し防衛機器も。レンゴーが筆頭株主に
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東邦金属(株)(5781.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
5781.jp 東邦金属(株) 東証2部 +9.92% タングステン、モリブデンの複雑加工が主力。超硬合金を活用した地雷除去装置を開発。
企業特色出典: 超硬合金を活用した地雷除去装置の開発 東邦金属株式会社

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日本アビオニクス(株)(6946.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
6946.jp 日本アビオニクス(株) 東証2部 +5.60% NEC系。防衛用表示機器、音響機器大手で防衛関連約4割。民需は赤外線、接合装置が中心
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東京計器(株)(7721.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7721.jp 東京計器(株) 東証1部 +4.40% 航海・航空計器大手。防衛省向け機器のほか油空圧、流体機器等で多面展開。オーバル等と提携
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(株)重松製作所(7980.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7980.jp (株)重松製作所 東証JQS +3.43% 産業用防毒マスクのシェア高い。官公庁向けも実績。米国3Mに防毒マスクをOEM供給
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興研(株)(7963.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7963.jp 興研(株) 東証JQS +3.36% 防塵・防毒マスク2大メーカーの一つ。防衛省向け独占供給。医療・精密機器分野へ多角化
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旭精機工業(株)(6111.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
6111.jp 旭精機工業(株) 名証2部 +4.42% 銃弾類、水晶振動子用ケース主力からプレス機、ばね機械、航空機部品などに展開。輸出も強化
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参考:あまり変化がなかった軍需銘柄

重工業系の軍需銘柄には、あまり大きな買いが入りませんでした。潜水艦や航空機をすぐに増やせる程、国は機敏に動かないという思惑が働いたようです。日本無線は下げています。

三菱重工業(株)(7011.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7011.jp 三菱重工業(株) 東証1部 +0.62% 総合重機首位。火力発電所用ガスタービンはじめ、航空、防衛、造船、産業機械など事業幅広い
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川崎重工業(株)(7012.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7012.jp 川崎重工業(株) 東証1部 +0.90% 総合重機大手。旅客機分担品や鉄道車両、大型2輪などに特色。自衛隊の潜水艦、航空機も担う
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(株)IHI(7013.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
7013.jp (株)IHI 東証1部 +0.26% 総合重機大手。航空エンジン、大型ボイラー、LNG貯蔵タンク等に強い。JFEと造船事業統合
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日本無線(株)(6751.jp)

コード 銘柄 市場 前日比 企業特色
6751.jp 日本無線(株) 東証1部 -0.49% 船舶用・防衛関連、防災行政など無線機器老舗。日清紡HDが完全子会社化、9月27日上場廃止
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マルチファクターモデルに学ぶ「株価を説明する因子」 どうして株価は動くのか?

株価はどのようなモノから影響を受け、生成されるのでしょうか。株価を説明するマルチファクターモデルにて、利用されている因子を「外的ファクター」「抽出されたファクター」「企業の特性」の3種類に大別し、紹介します。

マルチファクターモデルとは?

マルチファクターモデルは、株式や債券等のリスク・リターンの形成要因を、複数のファクターにより表す統計的モデルです。

マルチファクターモデルとは、モダン・ポートフォリオ理論が全盛期だった一九七〇年代に、米国のバー・ローゼンバーグ氏らが研究の副産物として実用化した統計モデルだが、ポートフォリオのリスクを数十のファクター(銘柄の一般的な属性や業種など)で説明するソフトウェアだ。現在もバーラ(BARRA)モデルが運用業界のデファクト・スタンダードだが、バーラ・モデル以外のポートフォリオ分析ツールもある。但し、何れもプロ用で、データ代を含めて、毎月の使用料が数十万円単位になるのが難点だ。

マルチファクターモデルで何ができるか。たとえば、TOPIXをベンチマークとして運用している日本株のファンドマネジャーのポートフォリオが、TOPIXに対してどのような相対的なリスク(「推定トラッキングエラー」と呼ばれる)を持っているかを計算できる。

出典:第204回 ファンドマネジャーのトレーニング・プログラムを考える(山崎元「ホンネの投資教室」@楽天証券

マルチファクターモデルの株価説明因子

株価の説明に寄与する因子は、大別すると「外的ファクター」「抽出されたファクター」「企業の特性」の3種類があります。

外的ファクター

証券から見て外生的な変数は、株価の説明に利用されます。

具体的には、国内総生産(GDP)や消費者物価指数(CPI)、失業率や鉱工業生産指数、等があります。その他、月齢や太陽の黒点数を利用する事もあります。

外的ファクターは、トップダウンアプローチを重視する投資家が重宝するファクターです。

特に個別株運用を行う投資家は、企業分析に時間をかけがちです。ですが企業業績は外部変数の動向に左右されます。マルチファクターモデルは、広い視野を持ち、投資環境の良し悪しを吟味する大切さを教えてくれます。

抽出されたファクター

既知の情報から抽出したファクターも、株価の説明に利用されます。

例えば株価指数や業種別株価指数があります。その他、直近高値からの経過日数や、2つの株の収益率の比、等が使われる事があります。

抽出されたファクターは、テクニカル重視の投資家が重宝するファクターです。

株価の値動きは需給で決まります。その株を欲しがる人が増えれば株価は上がり、売りたい人が増えれば株価は下がります。マルチファクターモデルは、指数の値動きから需給を読み取り、投資行動を選択する大切さを教えてくれます。

企業の特性

当然ながら企業特性は、株価変動の一因になります。

PERやPBR、配当利回りや収益予想や、その他企業に特有の値が使われます。

企業の特性は、ファンダメンタルズ重視の投資家が重宝するファクターです。

結局の所、割安な成長株の株価は上がります。マルチファクターモデルは、企業を理解しその未来を予測する事で、投資家は利益を得るという、基本的な事実を教えてくれます。

論理的な投資家になるために

投資家として、利益のために株価を追っかけ回す事は勿論重要です。それに加えて、ただ株価を追うだけではなく、論理的な根拠を持ち、現象の解釈を試みる事もやはり大切です。

定期的に、上記の各種株価変動因子・ファクターを点検してみて、効率的な資産運用を行えるようにポートフォリオの調整をするのも良いでしょう。

関連

マルチファクターモデルに関連する外部記事を紹介しておきます。

ローゼンバーグ型マルチファクターモデル(通称 BARRA モデル)

下記の記事では、図が充実しており、マルチファクターモデルについての理解を深める事ができます。

ローゼンバーグ型マルチファクターモデル(通称 BARRA モデル)は、 機関投資家の間に広く普及しているポートフォリオ最適化モデルです。 エクスポージャ行列からフィッティングを行ってファクターリターンを求めることを過去数十日分繰り返し、 蓄積したファクターリターンの分散と最新のエクスポージャおよびスペシフィックリスクを入力として、 最適化(二次計画法)によってポートフォリオを求めます。

出典:マルチファクターモデル(FIOPT)

ファーマ-フレンチの3ファクターモデル

当記事では、マルチファクターモデルの因子を「外的ファクター」「抽出されたファクター」「企業の特性」の3ファクターに分類しました。この3ファクターは、ファーマ-フレンチの3ファクターモデルの3ファクター「市場ポートフォリオ(時価総額加重平均型株価指数)」「時価総額」「簿価時価比率(PBRの逆数)」とは異なります。

アルビス(7475.jp) 自社株買い終了により前日比10.73%安の暴落

アルビス(7475.jp)が、2017年1月16日の株式取得を最後に、「取締役会の決議に基づく自己株式の取得」を終了しました。

自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ(アルビス)

このプレスリリースを受け、翌日2017年1月17日のアルビスの株価は暴落し前日比10.73%安で引けるまで売られました。下図は1月17日の株価チャートです。


画像:アルビス(株) Yahoo!ファイナンス 2017/1/18

今まで一本調子に高値更新していた反動が出ています。

電通(4324.jp) 虚偽の「デジタル広告実績」を顧客に報告する不祥事

広告代理店国内首位の電通(4324.jp)で、虚偽の「デジタル広告実績」を顧客に報告する不祥事についてプレスリリースが出ました。

不祥事

プレスリリース

画像は、上記プレスリリースから抜粋しました。

内訳

様態の内訳は下記の通り。

様態1 水増し(事実と異なる出稿総量の報告)
様態2 改竄(出稿実績の内訳が事実と異なる報告)
様態3 日程誤認を招く報告(日次単位の出稿実績の未報告)
様態4 概算金額での請求(精算漏れによる概算での誤請求)

顧客の信用を失う事件であり、将来利益にも悪影響が出そうです。間違いなく株価下落材料と言えます。

株価

この不祥事を受け、翌日2017年1月18日の電通の株価は2.73%安で引けました。下図は1月18日の株価チャートです。

画像:(株)電通 Yahoo!ファイナンス 2017/1/18

重大な不祥事にしては下落幅が小さいです。労働問題を始め昨今の電通は問題が続出していたため、ネガティブ・サプライズとしてはインパクトに欠けるようです。

なお、この事件はデジタル広告を利用する企業側も、報告書と動向をよく注視し、騙されないようにするリテラシーが必要だという教訓を残しています。