馴合売買(wash trade):相場操縦的行為として禁止されている馴合売買とは?

馴合売買とは?

馴合売買(wash trade)は、売主と買主が共謀して同時に同価格で注文を行う行為です。このような注文を出せば約定し、出来高が増えます。そのため馴合売買は売買が繁盛に行われていると他の投資家に誤解させる効果があります。出来高の増加によって投資家を誘引し、株価を吊り上げる事を目的として馴合売買は行われます。

馴合売買は相場操縦的行為であるため、禁止されています。

相場操縦的行為とは SBI証券

投資家が注意すべき事

疑われるような注文をしない(加害者にならない)こと

投資家は、相場操縦的行為と疑われるような注文をしてはいけません。

騙されない(被害者にならない)こと

疑われないようにすると同時に、他者の相場操縦的行為に簡単に騙されないように注意しなければなりません。

バフェット語録 世界で最も知られている大富豪の投資家は、何を考え資産を増やしたか?

ウォーレン・バフェットは、米国の著名な投資家・資産家です。バフェットの言葉は、資産運用の正しい手法について、多くの示唆を与えます。

バフェットの言葉を、語録としてこの記事にまとめました。英文の出典はWarren Buffett Quotesです。和訳はブログ主である私Kapokが行いました。

長期投資

誰かが座っている日陰

Someone is sitting in the shade today because someone planted a tree a long time ago.

今日日陰に誰か座っているのは、大昔に誰かが木を植えたからだ。

涼しげな木陰を提供してくれる木は、成長して利益を生み出す企業の象徴でしょうか。「先人を敬え」とも「遥か後世の利益を見据えろ」とも考えられる一文です。

いずれにしても木の成長のように、とても長い時間スケールで物事をとらえる視点の大切さが伝わってきます。

市場が閉じられたとしても良い

I never attempt to make money on the stock market. I buy on the assumption that they could close the market the next day and not reopen it for five years.

私は株式市場からお金を得ようと試みた事はない。明日から市場が閉じられて、5年後まで開かないという想定のもと、買っている

マネーゲームによる売買益で利益を上げるのではなく、企業の成長そのものを享受する事で利益を得る事を志向する、そんな意味の言葉だと考えられます。

選んだ銘柄を5年間ずっと持ち続けるためには、事業の長期的な発展性を見据える事が必要になりますが、その視野が大切だと考えている事も、うかがい知る事ができます。

保有期間

Our favorite holding period is forever.

私たちの好きな保有期間は、永遠です。

長く持つ事を志向し、それに耐えられるだけの厳選した銘柄での運用をすべきですね。

他者が貪欲な時に恐れ、恐れている時に強欲に

We simply attempt to be fearful when others are greedy and to be greedy only when others are fearful.

私たちはただ、他者たちが貪欲な時に恐れ、恐れる時にのみ貪欲になろうとしている。

楽観相場で慎重になり、悲観相場でのみ買い向かう姿勢について、バフェットが言及しています。

投資成果は買値と売値で決まります。皆が強欲になっている時に売れば高く売れます。皆が悲観している時に買えば安く買えます。

資産運用では、多くの人と反対の事をすると投資成果に繋がります。そのために、人々の相場観の観察をするのも良いかも知れません。

銘柄選択

普通の価格で素晴らしい会社を買う

It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.

素晴らしい安値で普通の会社を買うよりも、素晴らしい会社を普通の値段で買う方が遥かに良い

普通の株を安値で拾うよりも、超優良企業の株を厳選したい、という一文です。慎重に慎重に選んだ銘柄に集中投資をし、短期的な割安さはあまり気にしないという投資哲学が窺えます。

値段と価値

Price is what you pay. Value is what you get.

値段はあなたが支払うもの、価値はあなたが得るもの

値段と価値との区別に言及しています。値段は株価という形で目に見えますが、目に見えにくい「価値」をいかに分析し算出するかが、株式個別銘柄を行う投資家にとって大切です。

時間は「素晴らしい会社」の友人だ

Time is the friend of the wonderful company, the enemy of the mediocre.

時間は「素晴らしい会社」の友人で、「二流の会社」の敵だ。

mediocre ・・・ 良くも悪くもない。二流の。

良い会社であれば時間と共に成長を続け、逆に二流の会社は、時代の変化に対応できずに衰退する様子を表現しています。

長期での投資を検討している、その会社に対して、時間は味方をするでしょうか。それとも敵になるでしょうか。そういう視点を持ち、投資判断をする事は大切ですね。

跨いで越せる1フィートのバーを探します

I don’t look to jump over 7-foot bars: I look around for 1-foot bars that I can step over.

私は7フィートのバーを、ジャンプして越えようとして見はしません。周りを見渡し、跨いで越せる1フィートのバーを探します。

foot ・・・ 長さの単位。30.48cmに相当。複数型はfeet。

look around for ・・・ ~を捜し求める、~を捜して辺りを見回す

難易度が高い事、リスクが高い事をするのは避け、着実に前進する事を薦めています。また、目の前の高いハードルだけを見ずに、周りを見渡すという冷静な視点の重要性を説いています。

もしもヒヤヒヤと保有株の決算跨ぎをしているのであれば、もっと世界の市場を見渡して、着実に儲かる株を探す方が良さそうです。「難易度が高い」と思った局面で、思い出したい一言です。

本日の投資家は、昨日の成長から利益は得られない

The investor of today does not profit from yesterday’s growth.

本日の投資家は、昨日の成長から利益は得られない。

過去に起こった事は、既に株価に織り込まれているために、そこから利益は得られません。過去の成長を調べるよりも、未来の成長を予測して投資判断をする方が賢明だということなのでしょう。

私も過去の事にこだわりすぎず、これからの未来についてを良く考え、予測をし、投資判断をしていきたいです。そうする事で頭の体操にもなりますし、きっと楽しいでしょう。

簡単なものを難しくするひねくれた人間

There seems to be some perverse human characteristic that likes to make easy things difficult.

簡単なものを難しくするのを好む、若干ひねくれた人間の特徴があるようです。

perverse ・・・ ひねくれた あまのじゃくの

難しくなっている事を見ても、実は簡単な事であるという主張です。

確かに企業分析をする場合も、抽象化・単純化をすれば、比較しやすくなります。例えば各種株価指数も、企業活動を単純化・数値化していますね。自分が分かるように咀嚼し、シンプルに考えて判断するのも良いかも知れません。

投資に限らず仕事でも、ちょっとした抽象化でシンプルに考えて、うまく判断できるように思考力を鍛えていきたいものです。

リスクマネジメント

お金を決して失うな

Rule No.1: Never lose money. Rule No.2: Never forget rule No.1.

ルール1:決してお金を失うな。ルール2:決してルール1を忘れるな。

損失を回避する重要性を、口を酸っぱくして述べています。リスク資産を運用する過程においても、損失の回避は資産の成長にとても重要です。お金を失わない、慎重な運用を心がけたいものです。

リスクは無知から

Risk comes from not knowing what you’re doing.
リスクは何をしているか分からない所からやってくる

日本でも「よく分からないものに投資をしてはいけない」と頻繁に言われていますが、投資をするならば良く調べ理解をする事が、思わぬ損失を避けるためには大切だという一文です。

リターンよりもリスクに焦点を当て、2000年頃のITバブルの局面でもハイテク株(よく分からない株)に手を出さなかったバフェットらしい言葉に見えます。

方舟を作る事

Predicting rain doesn’t count. Building arks does.

雨を予想する事は重要でない。方舟を作る事が重要だ。

市場が暴風雨に晒されても生き延びれるような資産運用が大切です。投資の元本が無くなれば、その後の成長が享受できません。

生活・習慣

習慣の鎖

The chains of habit are too light to be felt until they are too heavy to be broken.

習慣の鎖は、感じるのにはあまりに軽すぎます。壊すのに、とても骨が折れるようになるまで、気付きません。

平生の習慣についての言葉です。悪い習慣は自分では気付かないものですね。もしも悪い事に気づいたのであれば、早めに治す事を試みなければなりません。そうしないと治らなくなります。

良い投資は、良い習慣から生まれます。良い人生もまたそうでしょう。普段の習慣・生活には気を遣うべきです。

私も夜ふかしなど、悪い習慣だと思いつつ続けています。つい寝るのが遅くなるのですが、早寝はなかなか出来ません。早寝早起き出来るよう、気をつけていきます。

お金持ちになる事を疑わない

I always knew I was going to be rich. I don’t think I ever doubted it for a minute.

私はお金持ちになろうとしている事を、常に知っていた。1分たりとも、それを疑う事を考えなかった。

財産を築く人は、目標を高めに設定する傾向があります。勿論バフェットもその一人なのでしょう。

リスク資産は増えたり減ったりがありますが、減らさないための工夫を十分に行う事は大切です。資産が漸次増加するように、努力していきたいものです。

20年で得た名声を5分で失う

It takes 20 years to build a reputation and five minutes to ruin it. If you think about that, you’ll do things differently.

20年間で築いた名声は、5分で失う。もしその事を知っていれば、あなたは違った行動をするだろう。

立ち居振る舞いに関する言葉だと思いますが、文脈次第です。「資産を失うのは早いので慎重に運用せよ」という事を言っているのかも知れません。

あなたより優れた友人と付き合うのが良いでしょう

It’s better to hang out with people better than you. Pick out associates whose behavior is better than yours and you’ll drift in that direction.

あなたより優れた友人と付き合うのが良いでしょう。あなたより良い立ち居振る舞いをする仲間を選べば、あなたはその方向に行くでしょう。

hang out with ・・・ つきあう

優れた人々から良い影響を受けましょう。優れた人々は人に良い影響を与えます。

人の判断は、自分で決めたようで、必ずしもそうではありません。脳が判断という意思を生成した時にはもう、判断は決まっています。そしてこの判断は、環境や経験の影響を無意識にも受けています。だからこそ、望ましい人々を選び、良い影響を受けるように心がけたいものです。

勿論、投資に限った事ではありません。

投資家が読むべき7冊の投資教本

私が今までに読んだ投資教本の中で、お薦めできる7冊を紹介します。


ウォール街のランダム・ウォーカー

1冊目はウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理です。

資産運用について包括的に学べる1冊です。大昔からある古典的投資教本とも言えます。ウォール街のランダム・ウォーカーは改訂を続け、出版され続けています。2016年12月現在の最新版は第11版ですが、私が読んだのは第9版でした。

最新版を読むのも良いです。ですが敢えて古い版を読む事で「時代が進んでも変わらず有効な投資手法」が見えてくるかも知れません。

 

金融工学入門

2冊目は金融工学入門です。

投資理論を扱うガチガチの書籍です。新書で買うと高額ですし、ページ数が多く読むのに時間がかかります。ですが、下手な投資教本を数冊読むのと比べれば得るものが多く、コスパも優れていると考えられます。なお、第2版が出ていますが、私は持っていません。

 

株の雑誌ZAiが作った「株」入門

3冊目は、めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版です。

雑誌っぽくチャラい感じがしますが、内容はちゃんとした投資教本です。

株の雑誌ZAiが作った「株」入門 上級編

ZAiの「株」入門には普通のものと上級編との2種類があります。両方読むべきです。

マーケットの魔術師 エッセンシャル版

5冊目はマーケットの魔術師 エッセンシャル版–投資で勝つ23の教えです。

読みやすく書かれていますが、投資哲学の重要な部分を知る事ができます。特に、上記の金融工学入門を読んだ後に読むと味が出る1冊です。

株価・為替が読めるチャート分析

6冊目は株価・為替が読めるチャート分析―決定版 (日経ビジネス人文庫 ブルー は 10-1)です。

チャートについての考え方を含め、掲載されています。チャートの読み方を知るために良い本です。

カオスで挑む金融市場

7冊目は、カオスで挑む金融市場―ないようで必ずある規則性を探る (ブルーバックス)です。

カオスというテーマを軸に、金融市場と経済についての分析を中心に記述された書籍です。1996年に第1刷が出された古い本ですが、だからこそ不滅の真理に近づけます。

ロボアドバイザーとは何か?利用時には何に留意すれば良いか?

ロボアドバイザーは、オンラインの資産運用助言サービスです。助言をするのは人間のフィナンシャルプランナーではなくソフトウェアのため、投資家は「低コスト」で助言を受けられます。ただし、自動運用・アドバイスによる投資成果は高が知れています。投資家は、ロボアドのアドバイスを話半分に聞かなければなりません。

ロボアドバイザーとは?

ロボアドバイザーは、オンラインの資産運用助言サービスです。ロボアドと略される事もあります。

ロボアドバイザーでは、事前に仕組まれたアルゴリズムをベースに、ソフトウェアが助言を行います。伝統的な人間のフィナンシャルプランナー(FP)による助言とは異なり、ソフトウェアが相手ですので、多くの場合低コストで投資家は助言を得る事が出来ます。ロボアドは特に、オンラインに慣れ親しんだ若い世代を惹きつけています。

ロボアドは、ポートフォリオの運用アドバイスを得意としています。一方であまりに個人的な内容、例えば税金や退職の事、土地の運用には多くは関与しません。

留意すべき点

ロボアドバイザーを利用する場合に、気に留めておくべき点をまとめます。

人はロボットを信じ過ぎる

人はロボットを過信する傾向があるようです。特に緊急時はロボットを信じすぎてしまう事が報告されています。

人間は緊急時にロボットを信じすぎる傾向がある?(スラド)

現実的には、暴落相場でロボットが大丈夫と言ったとしても、駄目な事が多いはずです。暴落は珍しい現象であるため、類似する過去データが少なく、ロボットは正しい分析も統計も持っていないからです。

ロボアドは投資家の利益を考えているわけではない

ロボアドは投資家の利益を考えているわけではない事も、投資家にとって重要なポイントです。

例えば証券会社が運用するロボアドが考えるのは、当然ですが証券会社の利益です。そのため、一般的なロボアドは、証券会社が多くのリターンを得られ、逆に投資家のリターンが少なくなる高コストな投資信託をポートフォリオに組み入れる事を勧めます。たとえ良心的なロボアドでもオープン型インデックスファンドを進めて、信託報酬を取ろうとします。

投資家は話半分にロボアドのアドバイスを聞かなければなりません。

ロボアドは新しい技術ではないし、信頼に値するものでもない

ロボアドバイザーは比較的新しい言葉ですが、アルゴリズムによる応答システムは決して新しい技術ではありません。例えばブラックマンデー(1987年)の時には既に、コンピューターによる自動処理が行われています。

そして多くの自動化技術による資産運用は、市場の肥やしになっていった歴史を忘れてはいけません。

実は最適なポートフォリオの形は、プロ・専門家の間でも意見が分かれるものです。統計学的に、株式はリターンの程度と比べリスク(値動き)の程度が大きいために、正しい分析は本質的に困難です。同様に、ロボアドによるポートフォリオのアドバイスも、同じインプットに対して、ロボアド毎に大きく異なるアウトプットをするでしょう。

ロボアドのアドバイスは信頼に値するものにはならないのです。

投資家のヒエラルキー

株式投資を行う投資家の投資手法は様々です。そして投資家には、投資手法によるヒエラルキーがあるように見えます。

ヒエラルキーは上から順に、「デイトレーダー」「中長期投資家」「インデックス投資家」「他人任せなアクティブ投資家」「どうしようもない投資家」です。

デイトレーダー

ヒエラルキーの頂点にはデイトレーダーがいます。

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デイトレーダーは専門知識が豊富で多才

デイトレーダーは投資に関する専門知識が豊富で、多才です。

デイトレーダーは売買頻度が高いため、投資の検証と改善のチャンスが多く、生き残れば大儲けします。彼らは市場に対する優位性を持ち、頻度の高い売買による多額の売買手数料を上回る投資成果を残していきます。

一般的にはデイトレーダーはファンダメンタルズ指標を読めますし、テクニカル分析もできます。経済ニュースやIR情報に反応し、素早く適切な分析を行い売買します。短期トレンドに対して順張りします。ニュースが素早く株価に織り込まれるのは、デイトレーダーが仕事をしているからです。

プログラミングにも詳しい人が多いようです。知恵遅れのAIを引っ掻き回していじめているデイトレーダーもいます。

デイトレーダーの才能

デイトレーダーとして成功する一因には、先天的な才能があるように考えられます。

下記の論文は、人差し指と薬指の長さの比率とトレーダーの収入についての研究です。薬指が長い方が、成績が良い結果となっています。

Second-to-fourth digit ratio predicts success among high-frequency financial traders

指の長さは胎児の時に浴びたアンドロゲン(男性ホルモン)の量に関係しています。アンドロゲンを浴びた脳の方が、視覚からの情報処理・判断が早く、瞬時の判断が要請されるデイトレに適性がある、と解釈されています。

デイトレーダーの生態

デイトレーダーは、運用規模が巨額になるまで成長する事があります。正しく成長するデイトレーダーのエサは、小型株→大型株→先物・オプションと変遷していきます。

一部のデイトレーダーが大儲けする裏側で、大多数のデイトレーダーは、他のトレーダーの餌食になったり、手数料負けしたりして生き残れません。生き残れず市場の肥やしとなったデイトレーダーは、退場するか、しなければ長期投資家に成り下がります。この事は「長期投資は短期投資の成れの果て」「投資は投機の成れの果て」等と表現されます。

なお、アンドロゲンの関係でしょうか、デイトレーダーがオフ会をすると、投資話と「猥談」で盛り上がる傾向があるようです。

中長期投資家

ヒエラルキーの2番目には中長期投資家がいます。

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中長期投資家はIR情報の分析が出来る

中長期投資家は、決算短信等の情報分析が出来ます。

デイトレーダーのような反射神経はありませんが、中長期投資家はIR情報を読み込み、株価の正しい値を概ね当てられます。中長期投資家は長期トレンドに逆張りし、理論価格より割安な株を拾い集めます。そして株価の上昇を辛抱強く待つ事で、資産を増やしていきます。

中長期投資家は、現代ポートフォリオ理論や、理論株価の計算(配当割引モデル等)といった、投資家の教養的な理論を修得している人が多めです。

中長期投資家の生態

中長期投資家は市場に長く居座る事で、知恵をつけていきます。

時間と共に市場に対する優位性を学び、資産を形成する者もいます。高い意識と、明確な野心を持った人が多いようです。(デイトレーダーは息を吐くように自然に儲けるタイプが多いのとは対照的です。)

知恵を付けて儲ける中長期投資家がいる一方で、やはりデイトレーダー同様に、市場の肥やしになる者も多くいます。含み損を多く抱えたまま身動きできなくなった投資家は、塩漬け凍死家と呼ばれます。

なお、中長期投資家がオフ会をすると、投資話と「不動産への投資話」で盛り上がる傾向があるようです。

インデックス投資家

ヒエラルキーの真ん中である3番目には、インデックス投資家がいます。

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インデックス投資家はコスト分析が出来る

インデックス投資家は、運用コストの分析を行う事ができます。

例えば信託報酬が0.5%のTOPIXインデックスファンドと、信託報酬が0.1%のTOPIXインデックスファンドとで、どちらが良い運用成績を残せそうかを比較・判断できます。(ちなみに正解は0.1%の方です。一般的にインデックスファンドの信託報酬は低い方が有利です。)

インデックス投資家は多くの投資家に勝利する

市場平均へ投資するインデックス投資は、誰がやっても勝率が高い投資手法です。

そもそも市場は多くの間抜けな投資家と、一部の賢い投資家によって構成されています。そしてこの対数正規分布に似た運用成績の偏りは、「中央値<平均値」となっており、平均値を得るだけで他の多くの投資家に勝てるのです。

なお、市場に対する優位性、すなわちデイトレーダーのような反射神経や、中長期投資家のような分析力は、インデックス投資家にはありません。つまりインデックス投資は、デイトレードや中長期投資の負け犬投資家(偏差値50未満)が活路を求めて採用する投資手法であると言い換える事ができます。

インデックス投資家の生態

多数のインデックス投資家は、ドル・コスト平均法による積立投資を実践しています。インデックス投資家は、インデックスファンドを一生かけて積み立てて、余生で切り崩して使います。投資成果が現れるのは遠い将来であり、投資手法を間違えたと気付くとすればそこで気付く事になります。

ちなみに投資家のプラニングホライズンレベルの長期的な視野で見れば、近年の長期的な株安・デフレ傾向や、長期的な円高トレンド(詳細:下記のリンク)は、必ずしもインデックス投資に好ましいものではありませんでした。

国内株価指数の超長期100年チャート 日本国の株価はどのように推移してきたか?

なお、インデックス投資家がオフ会をすると、投資話と「他人の悪口」で盛り上がる傾向があるようです。

他人任せなアクティブ投資家

ヒエラルキーの下から2番目には、他人任せなアクティブ投資家がいます。

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他人任せなアクティブ投資家は、目論見を理解出来る

他人任せなアクティブ投資家は、アクティブ・ファンドの目論見を理解出来ます。

残念ながら、目論見通りに行きそうかどうかの判断は出来ません。判断に必要な知識を持ち合わせていないからです。

他人任せなアクティブ投資家の生態

他人任せなアクティブ投資家は、常に素人投資家です。

素人投資家であるため、アクティブ・ファンドのファンドマネージャーに任せてしまう事になります。そして資産運用に必要な知識が身につかず、結局素人投資家のままでいます。

他人任せなアクティブ投資家は、勧誘されるがままにアクティブ・ファンドを買ってしまう傾向があります。他人任せなアクティブ投資家は、チャートが読めず、IR情報を分析出来ず、コスト意識もありません。

多くのアクティブファンドは、資産家から手数料を巻き上げるのに適切な設計になっています。ところが、他人任せなアクティブ投資家が、この事実に気付く事はありません。

なお、他人任せなアクティブ投資家がオフ会をしている所を私は見た事がありません。オフ会を行うのに十分な情報網を、誰も持っていないからだと思います。

どうしようもない投資家

ヒエラルキーの底辺は、どうしようもない投資家です。

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どうしようもない投資家は何も分かっていない

何も分からずに儲け話に乗る、どうしようもない投資家は、騙されます。

どうしようもない投資家は、明らかにあやしい金融商品の、異常に高い利回りに違和感を感じる事は出来ません。例えば日経平均リンク債を買う大多数の投資家は、債券とリンク債の違い(キャシュフロー特性)や、期待値についての情報を持っていません。

他人任せなアクティブ投資家と、どうしようもない投資家との決定的な違いは、場合分けが出来るか、出来ないか、です。他人任せなアクティブ投資家は、ファンドの基準価額が下がった場合に損をする事を分かっています。一方で、どうしようもない投資家は、金融商品の値段が下がる場合の事を考える能力がありません。

どうしようもない投資家は、うまくいった場合の事しか考えられないために、騙されるのです。

投資をしてはいけない投資家

投資の原則として「よく分からないものに手を出すな」があります。

「よく分かっていない事」が分かっていない、どうしようもない投資家は、投資活動をすべきではありません。