国内株式のPER/PBR推移 2002年から2016年にかけて

PERおよびPBRは、株価の割安さの参考指数です。

国内株式においての、これらの指数の推移をチャートにしました。指標の特性について、そのチャートを元に所感を述べます。

指数の推移

チャート

PERおよびPBRの推移は下図の通りになります。

横軸が年です。PERは青で示しています。PBRはオレンジです。軸のスケールの関係で、10倍した値を載せています。株価の平均は黒でプロットしています。
PERPBR2002to2016

データの取得

元データはその他統計資料(JPX)にて、長期データ(総合)のExcelファイルから取得しました。

 

所感

PERの推移について

まずはPERについての所感です。

PERは概ね株価に連動しています。15倍を切ったあたりが、株価が底になりやすい傾向があります。ただし将来的な赤字を織り込んでいるだけかも知れませんので、割安である事の論理的根拠を考えたいものです。

このPER15倍という数値を、私は意識しています。株安だと考えた場合、バリュー平均法と矛盾がない程度に、機動的に買い付けを行っています。

なお、PERは、1株利益がマイナス値をとった場合に定義できなくなります。仮に赤字の際にPERを「株価÷1株利益」で計算し、例えば絶対値が小さいと分かったとしても、それは株価が安いのか赤字幅が大きいのかが分かりません。つまり1株利益がマイナスの時、PERは比較基準としては無意味です。

PERが定義できない時は、グラフ上では0に貼り付けています。2003年・2010年等、歴史的には所々で、PERは定義不能になります。

 

PBRの推移について

次にPBRについての所感です。

下値目処(底値の目安)として機能しやすいPBRですが、1倍を割る事も頻発します。例えばチャートにおいて、2008年リーマン・ショック後は、しばらくの間PBRは1倍を下回り続けました。

株価が企業の赤字を折り込めば、PBRは1倍を下回ります。そして実際に赤字になります。これはPERを確認すれば分かります。リーマン・ショック後は、その典型的な動きです。

PBRは目安にしやすい指標ですが、赤字になる可能性を十分に考え、慎重に利用したいものです。


関連記事
タグ: , , , , , ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。