「コンピューター業界」を読みました

書籍「コンピュータ業界 (1979年) (教育社新書―産業界シリーズ〈125〉)」を読みました。概要と所感を投稿します。

概要

コンピュータ業界についての書籍です。

1979年時点での、世界各国のコンピューターメーカーとその歴史を学べます。いかに業界が急成長したかが、売上・利益の定量的な表現から分かるようになっています。

特に、当時の世界覇者IBM(International Business Machines Corporation)についての記述が多く書かれています。Microsoftではない点が印象的です。

 

学んだ事

日本の発展の歴史

書籍では、日本のコンピューター産業の発展の歴史が分かります。

1979年(執筆当時)は日本は世界第二位のコンピューター保有国になっていました。IBMに支配されない、珍しい国になっていたようです。

その状況に到るまでに、例えば日本政府のファインプレーもあったようです。政府主導型の発展や、政府が国内のコンピューター産業をどう保護したか等の記述があります。勿論、教育程度の高い国民の努力も忘れてはいけません。

このように、野心的な発展の歴史が学べ、それを興味深く思いました。現時点で斜陽の日本との対比が目に付きます。

 

軍事利用

軍事・国防についての記述があります。

現在は軍事について語る事はタブー視されています。軍事について参照する本も少なく思います。一方でこの古い書籍では、躊躇なく軍事利用に関する記述があります。コンピューターは軍事とは切り離せないので当然といえば当然です。当時はタブーではなかったようです。

書籍の構成は、軍事についての言及がタブー視されている事に気付かせてくれます。また、そのタブーが一時的なものである事も分かります。

 

出だしは大切

書籍の最初は大切だと思いました。

この書籍は、まえがきを読み購入を決めました。「インベーダーが迫ってくる。子供も大人も必死に迎え撃つ。懐と目を痛めながら。」の一節です。面白そうだと思いませんか?

ちなみに読んでみた所、面白いのはこの文のみでした。後の文章は全て大真面目です。勿論、倒置法による機知が無くても、大真面目で興味深いデータや分析・記述は充実した構成になっています。

 

リンク・参照

私が読んだのは、下記の書籍です。


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