景気ウォッチャー調査(2019年5月)


景気状況・見通し把握のために、内閣府が2019年6月10日(月)にリリースした景気ウォッチャー調査(2019年5月)の結果を確認しました。

以下の画像の出典:景気ウォッチャー調査 令和元年5月調査結果(内閣府)

景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DIは45.6となり、前月差は−2.8と下落しました。家計動向、企業動向共に下落し、全体的に景気に対する不安が増す結果となりました。中でも製造業は前月差-4.1と大きく下落しました。

景気判断理由の概要

ゴールデンウィークの10連休での客の動きは良かった一方で、その反動も出てきているようです。米中貿易摩擦によって、中国向けの出荷は減少傾向が続いています。消費税増税前の駆け込み需要が出る事は、期待して良さそうです。

米国の職業ランキング(2018年)


労働市場は国の文化や生活を映し出すため、職業の動向を知ることはその国の理解に重要です。そこで、CareerCast.comによって作成・公開されていた米国の職業のランキングを確認します。このランキングは、220種類の職業を収入や将来性、労働環境やストレスによって評価したもので、2018年の動向です。

上位の10職業

順位職業備考
1遺伝カウンセラー(Genetic Counselor)遺伝疾患の発症や発症のリスクの医学的影響、心理学的影響および家族への影響を理解し、それに適応していくことを助ける職業。
2数学者(Mathematician)
3大学教授(University Professor)
4作業療法士(Occupational Therapist)医療従事者。リハビリテーション職の1つ。医師の指示の下に、「作業療法」を行うことを業とする者。
5統計学者(Statistician)
6医療サービスマネージャー(Medical Services Manager)
7データサイエンティスト(Data Scientist)
8情報セキュリティアナリスト(Information Security Analyst)
9作戦研究アナリスト(Operations Research Analyst)
10保険数理士(Actuary)

上位には専門性の高い職業が並びました。STEM(Science、Technology, Engineering and Mathematics)系の職業が上位に来るトレンドは継続しています。また、最近ではヘルスケア関連の職業が急速に順位を伸ばしています。

下位の10職業

順位職業備考
220タクシー運転手(Taxi Driver)ライドシェアアプリの台頭によるタクシー需要減少のため
219きこり(Logger)
218新聞記者(Newspaper Reporter)
217小売販売員(Retail Salesperson)
216入隊軍人(Enlisted Military Personnel)
215刑務官、矯正官、看守(Corrections Officer)
214DJ(Disc Jockey)
213アナウンサー(Broadcaster)
212広告営業職員(Advertising Sales Person)
211有害生物防除職員(Pest Control Worker)

下位の職業はまちまちですが、環境の変化によって需要が減りつつある職業が多そうです。例えばライドシェアアプリの台頭により、タクシー需要は減っています。また、SNS浸透等の影響で、報道関係の職業の状況は良くありません。

景気ウォッチャー調査(2019年4月)


景気状況・見通し把握のために、内閣府が2019年5月14日(火)にリリースした景気ウォッチャー調査(2019年4月)の結果を確認しました。

以下の画像の出典:景気ウォッチャー調査 平成31年4 月調査結果(内閣府)

景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行き判断DIは48.4となり、前月差は−0.2と下落しました。下落の要因として目立ったのは、サービス関連(−1.8)、製造業(−1.1)、雇用関連(−2.5)でした。なお、雇用については、米中の貿易摩擦等により景気の先行きが不透明で、採用抑制の兆しが出てきています。

景気判断理由の概要

新元号に関連した商戦や、ゴールデンウィークが10連休となった事により、消費活動は活発でした。一方で景気の先行きについては、製造業において受注量や内示が急にストップしている等、景気悪化の兆候が出ています。

スマートフォンの出荷台数(2019年1Q)


スマートフォンは複雑な精密機械で裾野が広い産業の1つですので、その動向は多くの銘柄の株価に波及します。直近のスマホ市場の規模・シェア・成長性はどうなっているでしょうか。IDC(International Data Corporation)による2019年第1四半期のスマートフォン出荷台数についてのレポートが公開されていました。

2019年1Qのスマホ出荷台数は、前年比−6.6%になりました。今まで急速に成長を続けてきた事と比べれば、市場の頭打ち感が出ています。

シェアの1位はSamsungです。前年比−8.1%となったものの、7,190万台も出荷しました。シェアの第2位はHuaweiです。前年比+50.3%となり、Appleを抜き、大きく離しました。シェアの第3位はAppleで、前年比−30.2%と減産しました。

なお、Others(6位以下)のシェアを全て合わせても23.2%に留まり、Samsungと同程度です。スマートフォンは寡占化が進んでいることが読み取れます。

こどもの数(2019年4月)


国内株運用においてこどもの数は、将来の商品需要および人材採用の難易度の変化を通して、企業活動の未来を考える上で重要です。

さて、5月5日こどもの日にちなんで、2019年4月1日現在におけるこどもの数(15歳未満人口)の推計が、総務省統計局より公開されていました。その中で、特に興味深い指標をまとめます。

以下の画像出典:我が国のこどもの数 統計トピックスNo.120 総務省統計局

こどもの数・割合の推移

こどもの数・比率は減り続け、少子化が進行しています。第2次ベビーブーム期(1971年~1974年)によって一時的に回復した時期もありましたが、それ以降は減少に歯止めがかかっていません。グラフの通り、直近のこどもの数は1980年前後と比べて半減しているといって過言ではありません。逆に、今のこどもはオッサン・オバサン世代の人々の2倍の希少性と価値がある、と表現する事が可能です。

都道府県別こどもの数

上の表は、2018年10月時点の都道府県別のこどもの数およびその増減です。こどもの数は全国で、前年と比べ17万8千人も減少しています。東京都だけは8千人増えていますが、それ以外の都道府県はすべてこどもが減少しています。

Word of the Year 2018


2018年末に公開された Oxford dictionaries の Word of the Year 2018 を確認します。Word of the Year は、その年の世相を映し出すキーワードです。

Oxford Word of the Year2018

Word of the Year 2018は、toxic でした。toxic は形容詞で、「毒性の」「中毒性の」といった意味があります。また、「とても悪い」という意味もあり、例えば toxic relationship(ストレスのたまる人間関係)のように使われます。

Oxford dictionaries において toxic の検索回数は、前年比で45%上昇しました。toxic の検索回数は、文字通りの用法でも、比喩表現でも上昇したようです。言われてみれば確かに2018年は、マイクロプラスチックによる海洋汚染を始めとする環境問題や、国家間等での関係悪化が意識され、話題になった一年でした。

Word of the Year 2017


Word of the year 2017は、2017年の世相を反映する単語です。様々な組織が様々な基準で発表しています。主要なものをまとめます。

英オックスフォード辞典

英オックスフォード辞典によるWord of the year 2017は、youthquakeとなりました。

youthquakeは名詞で、若い人々の言動や影響によって引き起こされた文化的・政治的・社会的な大きな変化を意味します。2017年の英国総選挙において、メイ首相の保守党が圧勝すると言われていたにもかかわらず、若者の票が労働党に流れた結果、労働党が躍進しました。これを機に、youtuquakeが多くの人々に言及されるようになった結果、英オックスフォード辞典がWord of the year 2017にyouthquakeを選出するに到りました。

Word of the Year(oxforddictionaries.com)

Dictionary.com

Dictionary.comによる2017 Word of the Yearは、Complicit(共犯の)になりました。イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump:第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの娘)の発言を発端に、この単語の検索数が急増、2017 Word of the Yearに選出されました。

Word of the Year 2017(Dictionary.com)

今年の漢字

日本漢字能力検定協会(漢検)による今年の漢字は、になりました。

朝鮮による弾道ミサイルの発射と核実験の強行、九州部の記録的な豪雨、海道産ジャガイモの供給が滞りポテトチップスが一時販売休止なった事等によって、「北」の漢字が票を集めました。

今年の漢字(日本漢字能力検定協会)

ユーキャン新語・流行語大賞

ユーキャン新語・流行語大賞にはインスタ映えが選ばれました。写真共有アプリケーションソフトウェアであるインスタグラムへの投稿を意識し、高品質の写真を撮る事が流行し、インスタ映えという単語が飛び交うようになりました。