Word of the Year 2019


Word of the Year 2019は、2019年の世相を表現したキーワードです。代表的なものをまとめ、2019年の出来事を振り返ります。

Oxford Languages

climate emergency

Oxford Languages の Word of the Year は、 climate emergency でした。日本語では気候非常事態と訳されます。従来、気候変動という単語が使われていましたが、最近では気候非常事態という、強い表現が好まれています。

2019年は、さまざまな国家や市議会が気候非常事態宣言を行いました。スウェーデンの少女グレタによる活動も、世間の注目の的となりました。

その他の候補

その他の候補として、climate action, climate crisis, climate denial, Eco-anxiety, Ecocide, Extinction (絶滅), Flight shame (環境に優しくない飛行機の利用を恥じる事), Global heating, Net zero (温室効果ガスの増加を0にする目標), Plant-based (植物を基調とした食べ物) が挙がりました。いずれも環境問題に関連するキーワードで、世界的に、環境問題に対する意識の変化があったと言えます。

参考:Word of the Year 2019 Oxford Languages

Merriam-Webster

they

米国の辞書で知られる Merrian-Webster の Word of the Year は、they でした。they は、he や she に代わり、性が中立な単数形の代名詞として、活用されるようになっています。

その他の候補

その他、 Merrian-Webster の Word of the Year の候補を挙げていきます。

Quid pro quo は、日本語では「見返り」です。米大統領のドナルド・トランプ(Donald Trump)が、諸外国と交渉する過程で、この単語がさまざまな場所で使われるようになりました。

Impeach は、日本語では「責める」「告発する」「弾劾する」といった意味があります。9月24日、米民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長がトランプ大統領の弾劾に向けた正式な調査の開始を発表し、注目されました。

crawdad はロブスターに似た淡水に住む小さな甲殻類です。Delia Owens の小説 Where the Crawdads Sing がニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに載り、検索されました。

今年の漢字

日本漢字能力検定協会による今年の漢字は、「」でした。元号が平成から令和へと変わり、新しい時代を象徴する漢字として選ばれました。

その他の候補

10位までの候補は、新、和、変、災、嵐、水、風、天、税、でした。新元号に関連する漢字に加え、台風19号等の自然災害に関する漢字や、消費税率が8%から10%へと変化した事に関する漢字が挙がりました。

Word of the Year 2018


2018年末に公開された Oxford dictionaries の Word of the Year 2018 を確認しました。Word of the Year は、その年の世相を映し出すキーワードです。

Oxford Word of the Year2018

Word of the Year 2018は、toxic でした。toxic は形容詞で、「毒性の」「中毒性の」といった意味があります。また、「とても悪い」という意味もあり、例えば toxic relationship(ストレスのたまる人間関係)のように使われます。

Oxford dictionaries において toxic の検索回数は、前年比で45%上昇しました。toxic の検索回数は、文字通りの用法でも、比喩表現でも上昇したようです。言われてみれば確かに2018年は、マイクロプラスチックによる海洋汚染を始めとする環境問題や、国家間等での関係悪化が意識され、話題になった一年でした。

Word of the Year 2017


Word of the year 2017は、2017年の世相を反映する単語です。様々な組織が様々な基準で発表しています。主要なものをまとめます。

英オックスフォード辞典

英オックスフォード辞典によるWord of the year 2017は、youthquakeとなりました。

youthquakeは名詞で、若い人々の言動や影響によって引き起こされた文化的・政治的・社会的な大きな変化を意味します。2017年の英国総選挙において、メイ首相の保守党が圧勝すると言われていたにもかかわらず、若者の票が労働党に流れた結果、労働党が躍進しました。これを機に、youtuquakeが多くの人々に言及されるようになった結果、英オックスフォード辞典がWord of the year 2017にyouthquakeを選出するに到りました。

Word of the Year(oxforddictionaries.com)

Dictionary.com

Dictionary.comによる2017 Word of the Yearは、Complicit(共犯の)になりました。イヴァンカ・トランプ(Ivanka Trump:第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの娘)の発言を発端に、この単語の検索数が急増、2017 Word of the Yearに選出されました。

Word of the Year 2017(Dictionary.com)

今年の漢字

日本漢字能力検定協会(漢検)による今年の漢字は、になりました。

朝鮮による弾道ミサイルの発射と核実験の強行、九州部の記録的な豪雨、海道産ジャガイモの供給が滞りポテトチップスが一時販売休止なった事等によって、「北」の漢字が票を集めました。

今年の漢字(日本漢字能力検定協会)

ユーキャン新語・流行語大賞

ユーキャン新語・流行語大賞にはインスタ映えが選ばれました。写真共有アプリケーションソフトウェアであるインスタグラムへの投稿を意識し、高品質の写真を撮る事が流行し、インスタ映えという単語が飛び交うようになりました。

Word of the Year 2016


Word of the year 2016は、2016年の世相を反映した単語群です。

様々な組織が様々な基準で発表しています。主要なものをまとめます。

英オックスフォード辞典

ポスト真実

英オックスフォード辞典(Oxford Dictionaries)のWord of the Year 2016は、ポスト真実(post-truth)でした。

ここでポストは、「…のあと」の意です。「ポスト冷戦」「ポストモダニズム」等で使われるポストです。近年ではポストは「…を重視しない」のニュアンスを含みます。

今年、英Brexitや米大統領選において、虚偽のニュースが拡散して問題になりました。ポスト真実(post-truth)は、真実(truth)よりも感情や個人の信念が重視される時代を象徴した単語です。

その他の単語

adulting, alt-right, Brexiteer, chatbot, coulrophobia, glass cliff, hygge, Latinx, woke といった単語が選出されました。

adultingは、責任ある大人としての行動(特に平凡だけれども必須な仕事)を実践する事です。オルタナ右翼(alt-right)は、保守主義の代替思想で、白人至上主義等の要素を含む思想です。Brexiteerは、EU離脱(Brexit)を望む人を意味します。

チャットボット(chatbot)は、人間のユーザーとの会話を行うコンピュータープログラムです。ピエロ恐怖症(coulrophobia)は恐怖症の1つですが、2016年はピエロの格好で人を驚かしたり危害を加える事件が、米国を中心に世界各国で発生したため、注目される単語となりました。

ガラスの壁(glass cliff)は女性やマイノリティーがリーダーになるために、失敗のリスクが高い状況で挑戦しなければならない状況を意味します。ヒュッゲ(Hygge)はデンマーク語で、「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味です。Latinxはラテンアメリカ系のジェンダーレスな表現です。wokeは米国の社会の不正(特に人種差別)に対する警告です。

世界の潮流を表す語が多いですね。娯楽の傾向が強い日本の流行語大賞と比べ、真剣な選択が行われている様子がうかがえます。

出典:Word of the Year 2016(Oxford Dictionaries)

Dictionary.com

外国人嫌い

Dictionary.comは、外国人嫌い(Xenophobia)をWord of the yearとして発表しました。

出典:Dictionary.com’s 2016 Word of the Year: Xenophobia

今年の漢字

日本漢字能力検定協会が主催する応募集計による今年の漢字は「金」でした。

2016年は、リオデジャネイロオリンピックでの日本人選手のメダルラッシュや、日銀のマイナス利をはじめとする融政策等が注目された一年でした。

「金」は全国から届いた153,562票の応募の内、6,655票を集め1位となりました。

2位以下の漢字

2位以下の漢字は下記の通りです。

2位:選
3位:変
4位:震
5位:驚
6位:米
7位:輪
8位:不
9位:倫
10位:乱

Brexitや米大統領選による波乱が意識される漢字が多いです。震災や不倫騒動に関連する漢字も見られます。

2016年「今年の漢字」(日本漢字能力検定協会)

Yahoo!検索大賞

DEAN FUJIOKA

Yahoo!検索大賞2016は、俳優のDEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)でした。

その他の単語

その他の単語も多数挙がっており、抜粋します。

お笑い芸人部門では、カズレーザー、ミュージシャン部門で藤原さくら、アスリート部門で福原愛、作家部門で村田沙耶香、アニメ部門でおそ松さん、映画部門で君の名は。、ゲーム部門でポケモンGO、流行語部門でPPAP、家電部門でPlaystation VR、が受賞しました。

ポケモンGOは私も沢山遊びました。バグだらけのクソゲーだと思いつつ、気付けばレベル32までやり込んでいました。

上記部門の他にも、部門があります。その他の部門での受賞や、詳細は下記のリンクに掲載されています。

出典:Yahoo!検索大賞 リンク確認2016/12/8

ユーキャン新語・流行語大賞

神ってる

年間大賞は、神ってるでした。

神がかっているの意味で、広島カープ緒方孝市監督の言葉です。カープの25年ぶりのリーグ優勝にも関連する単語で、2016年を代表する言葉として年間大賞になりました。

その他トップテン

聖地巡礼、トランプ現象、ゲス不倫、マイナス金利、盛り土、保育園落ちた日本死ね、ポケモンGO、(僕の)アモーレ、PPAP、が受賞しています。

出典:ユーキャン新語・流行語大賞 リンク確認2016/12/8

女子高生流行語大賞

卍(まんじ)

女子高生流行語大賞は卍(まんじ)でした。

「写真撮るポーズと掛け声」「やんちゃな人に対して『あの人卍だよね』と使う」「テンションが上がったとき」の3つの意味と用法があるとされます。

2位以下

他の受賞単語は、以下の通りです。

2位:よき
3位:○○まる
4位:アモーレ
5位:はげる
6位:マ!?
7位:BFF
8位:ゲロ○○
9位:スノる
10位:○○み

詳細や、意味・用法は下記のリンクから確認できます。意味を予想してみるのも面白いと思います。私は「よき」「マ!?」「スノる」だけ当たりました。

出典:女子高生流行語大賞(モデルプレス)