より馬鹿理論


より馬鹿理論とは、「たとえ本質的価値と異なる異常に高い馬鹿な値段で買ったとしても、後で更に馬鹿な値段(更なる高値)で売れると期待出来るのであれば、儲かるから良い。馬鹿な値段で買う事は合理的だ。」という考え方です。モノの値段は本質的価値によって決まるのではなく、マーケットの参加者の非合理的な信念や期待にも左右されます。もっと高い値段で買う人がいるという信念があれば、高い値段で買う事は合理的です。

より馬鹿理論は、英語では Greater fool theory (稀に bigger fool theory)と呼ばれ、日本語では、より馬鹿理論の他、よりバカ理論、大馬鹿理論、合理的バブル理論、モーメンタム・インベスティング理論、という別名で表現されます。

よりバカ理論を表現した、「猿のいる村に訪れた商人の話」は、トレーダーにとって重要な寓話でしょう。

より馬鹿理論(株の話、経済の話、何の話だろう?)

不動産売買においては、不動産の価格が必ず値上がりすると考えるならば、不動産を買う事は合理的です。株式投資や芸術作品への投資でも同様です。バブル相場が発生するのは、「高値で買っても儲かる」と考える投資家が買付けを行うからです。特に金融政策が間違っていて、お金がダブついている局面では、高く買っても、より高く買ってくれる人が現れる可能性が高く、売買益の獲得ができそうです。ただし、バブルは崩壊するものです。もっと馬鹿な人に売ろうと考えて売り損なった投資家は、バブル崩壊時にババを引き、自分が一番馬鹿だと気付く事になります。

資産運用において、馬鹿な値段での買付けに限らず、合理的な値段での買付けでも「誰に売りつけて儲けるか?」の視点を持つ事は重要です。売る時の相場をイメージし、保有銘柄を点検するもの良いでしょう。


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