景気状況・見通し把握のために、内閣府が2019年11月11日(月)にリリースした景気ウォッチャー調査(2019年10月)の結果を確認しました。
景気の先行き判断DI(季節調整値)

景気の先行きDIは前月比+6.8ポイントの43.7まで回復しました。消費税率の引き上げ前の駆け込み需要の反動がありましたが、これが一巡し、顧客が戻って来ると予測されているようです。
内訳では、小売り関係が+11.5ポイントとなり、下げ止まりの兆しが出てきました。家計動向関連、企業動向関連のいずれも、先行きは前月と比べプラスになりました。雇用関連のみ、前月と比べ−0.7と悪化しました。
景気判断理由の概要

消費税増税からの景気回復のタイミングは早そうだという予想があります。これは、増税幅が前回ほどではなく、軽減税率等の施策があるためです。一方で中国市場の関係で受注の減少が継続していたり、求人件数が減少していたり、マイナスの材料もあります。