Brexit(2016年)前後の米ドル/円為替チャート 円高はどう進行したか?


2016/6/23(木)に実施された英国の国民投票により、英国のEU離脱(Brexit)が決まりました。

これにより欧州延いては世界の経済の混乱と停滞が予想され、世界各国の株価が下落しました。有事の円買いから日本円に買いが入り、米ドルに対しても大きく円高が進行しました。

Brexit前後の米ドル/円為替チャートを投稿します。

Brexit前後の米ドル/円為替チャート

チャート

下図がBrexit前後の為替チャートです。

brexit2016-usdjpy

データは株価データ倉庫から取得しました。

Brexit前

Brexit前週の6月13日から6月17日は、Brexitによる世界経済の悪化を懸念する投資家が多く、円高が進行しました。

Brexit直前の6月20日から6月23日にかけては、ブックメーカー(賭け業者)の倍率等の情報から、EU残留の可能性が高いという予想が主流になってきました。これを受けてBrexitのリスクが一時的に後退し、買い戻しの円安が進行しました。

Brexitの確定直後

2016/6/24(金)に国民投票の結果が明らかになり、Brexitが確定しました。

投資マネーは有事の円買いから日本円を買いました。結果として急激な円高が進行し、為替は乱高下しました。この日、米ドル/円は、始値106.345、高値106.797、安値97.424、終値102.246となっています。高値から安値まで、9.373円も動いた事になります。

為替を説明するのに欠かせない参考資料として、この日の各国株価動向についても触れておきます。Brexitの確定直前では、多くの投資家はEU残留を予想していました。そのため、EU離脱は特大のネガティブサプライズとなり、世界各国の株は大きく売られました。この日、1日で世界の株式時価総額は約3.3兆ドル(330兆円強)消失しました。

Brexitその後

その後7月8日までは円高基調が続きますが、7月8日(金)米国雇用統計の結果が非常に良かった事が相場の流れを変えました。

7月8日の雇用統計にて非農業部門雇用者数が前月比28.7万人増(予想18.0万人増)と発表され、非常に良い指標となった事で米ドルが買い戻されました。そして7月11日(月)以降はドル高・円安が進行します。

参考:米雇用統計 2016年7月8日の結果と解説(外為どっとコム)

Brexitの為替動向から何を学ぶか?

サプライズは為替を大きく動かします。そしてこの急激な円高は海外資産を大きく目減りさせ、かつ、日本の輸出企業の利益を削ぎ落とす事で、日本株の株安を招きます。

資産運用をする場合、相場の急激な変調に対しても対応できるよう、資産配分に余裕を持たせたいものです。

熊本地震(2016年)前後の日経平均株価チャート


熊本地震(くまもとじしん)は、2016年(平成28年)4月14日21時26分以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震です。

熊本地震前後の日経平均株価チャートを作成しました。大きな地震は株価下落要因になります。

熊本地震

概要

熊本地震は、2016年(平成28年)4月14日以降、断続的に発生している地震です。

最大震度7の前震が4月14日21時26分に、同じく最大震度7の本震が4月16日1時25分頃に発生した他、断続的に震度6弱を超える地震を5回記録しています。

被害

2016年5月24日の発表では、死者49人、関連死疑い20人、行方不明者1人、負傷者1,684人となっています。

この他、避難者数は最大で183,882人に達し、被害総額は最大4.6兆円と推計されます。

これらの詳細は、熊本地震(wikipedia)に記載があります。

日経平均株価推移

下図は熊本地震前後の日経平均株価の推移です。

2016年4月8日から、2016年5月26日にかけてプロットしています。

KumamotoEarthquake2016_n225

地震翌日

最初の地震の翌日の日経平均株価は、16,720.39円で始まりました。これは前日比190.66円安(-1.13%)の水準です。

その後市場は落ち着きを取り戻し、この日16,848.03円で引け、チャートは陽線をつけました。終値は前日比で63.02円安(-0.37%)です。

週明け

4月16日(土)の本震を中心に、大きな地震が起こりました。

週明け2016年4月18日(月)の日経平均株価は16,275.95円安で引け、572.08円安(-3.40%)の大幅安となりました。震災により製造業のサプライチェーンに影響が出ている事に加えて、外部環境の悪化(原油先物急落・円高)が嫌気されました。

日経平均572円安 原油先物急落など影響(news24.jp)

その後

その後市場は再び落ち着きを取り戻し、日経平均株価は上昇しました。

ところが4月28日に再び大幅安となります。この日は624.44円安(-3.61%)で引けました。この日、日銀が金融政策の現状維持を決定したことを受け、追加の金融緩和を期待していた投資家が失望の株売りをしています。

東京株、一時500円超安=円急伸108円台―追加緩和見送りに失望(Yahoo!ニュース)