株価暴落で誰がいつまで平気なのか? 積立開始時期別の日経平均株価平均取得価額

株価暴落で誰がいつまで平気なのか? 積立開始時期別の日経平均株価平均取得価額

株価暴落で誰がいつまで平気なのか?それを調べるために、積立開始時期別の日経平均株価平均取得額のグラフを作成しました。

はじめに

現時点での株価暴落とその反応

2015年8月11日に20,946円をつけた日経平均株価ですが、9月24日現在17,571円まで下落しています。この短期間での16%下落は、比較的大きな下げであり、暴落と呼ぶ事ができます。

この暴落に対する反応として、「この程度の下落は大した事がない」と言っている投資家は少なくありません。この余裕は、「リーマン・ショック前後に運用を開始した投資家は、普通に積立を行っていればまだまだ含み益がある」のが一因だと推測できます。

では、今後どの程度下げた場合に、例えば「投資ブログ村」が阿鼻叫喚の巷と化すでしょうか。

 

日経平均株価で平均取得額を算出

損益(儲かっているか、それとも損をしているか)は、投資家の心理に影響が大きい指標です。この損益は、金融商品の時価と平均取得価額から算出されます。

そしてこの平均取得価額は、オーソドックスな積立投資による資産形成をしていた場合には、運用開始時期に大きく依存します。そこで、日経平均株価と、その平均取得価額(積立開始時期別)を用い、多くの投資家の平均的な損益状況を考えます。

 

積立開始時期別の日経平均株価平均取得価額

グラフ・グラフの作成

積立は月初で行うものと考えます。2015年9月時点での日経平均株価の平均取得価額は下図の通りです。

積立時期別日経平均株価の平均取得価額グラフ

横軸は年、縦軸は価格です。細い線は日経平均株価、太い線が定額積立を行った際の平均取得価額です。平均取得価額の横軸は、積立開始時期です。

 

最近(2014年7月頃以降)に積立を開始した投資家

比較的最近に運用を開始した投資家は、アベノミクスで高くなった株を買っているために、平均取得価額は高めです。平均取得価額は17,700円を超え、現時点の日経平均株価より高くなります。

この事から、多くの新参投資家は、今回の下げで含み損に突入していると予想されます。このように最初に高値で積み立てた場合は、安い時に始めた投資家と比べ、勝率の観点で今後長期間不利になります。

投資開始時期は運用成績に大きく影響します。これから投資を開始する場合、景気動向を見ながら、景気が悪そうで株価が割安と言われるタイミングを見計らい、運用を開始するのが良いでしょう。

 

長く運用している投資家

リーマン・ショック前後に積立を開始した多くの投資家の平均取得価額は、15,000円を下回ります。アベノミクス前に安く取得した金融商品があるため、依然として多くの含み益・確定益があるはずです。

これらの投資家は、今後日経平均株価が12,000〜15,000円程度を下回る程の下落をしない限りで、安泰です。

とは言え、チャートを見る限りでは、歴史的に日経平均株価は頻繁に「3割下落」「半値へ下落」を繰り返しています。今利益が出ている投資家でも、今後含み損に突入する可能性は否定できません。心配であれば、リスク資産を圧縮する(部分売却する)のも一手です。

 

 

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