PAWの強みであるデータ可視化・グラフ作成について ヒストグラム作成を例に

PAWの強みであるデータ可視化・グラフ作成について ヒストグラム作成を例に

PAW(Physics Analysis Workstation)は、CERN(欧州原子核研究機構)発祥のソフトウェアで、データ可視化・グラフ作成に強みを持っています。

簡単な処理で重宝しています

PAWは既に時代遅れのツールとされていますが、簡単な分析を手軽に行う際に、重宝できます。

私の場合は、サーバー内のデータをcatで表示し、grep・awkで抽出して作成した数値ファイルを、PAWで図示して考える、という使い方をしています。

私は特に、PAWではとても簡単にヒストグラムを作成できる点が気に入っています。この記事では、PAWでのヒストグラムの作成方法を以下で紹介します。

 

例:PAWでヒストグラムを作成する

元データとPAWのコマンド

例えば下記のような適当な数値データがあったとします。このデータは、tmp.txtと名前がついています。

 

この数値の分布を表示するには、PAWで、

と2行だけ打ち込めばO.K.です。この2行だけでO.K.なのです。

 

結果(生成されるヒストグラム)

そうすると下図のヒストグラムが生成されます。図示によって、元のデータ(数値の羅列)がどのようなものなのか、情報が得られました。

PAW_v_pl_sample

 

コマンドの解説

v/read はファイルの中身をベクトルに読み込みます。tmp.txtがファイル名で、aがベクトル名です。ベクトルaは、読み込む前に定義する必要はありません。

*** VECTOR/READ: Unknown vector A is created with length       10437

というメッセージとともに、自動的にベクトルが作成されます。

v/plはベクトルをプロットします。ヒストグラムの階級の幅は自動的に調整されます。

この「PAWが自動的にいろいろとやってくれる」所がクセになります。PAWは便利なツールです。

 

関連リンク

PAWの魅力や、簡単な使い方は、Physics Analysis Workstation(Linux Journal)に記載されています。猿PAW(正式名称:PAW Which Even Monkeys Can Use)は、国内の物理屋さん御用達の古典的PAWマニュアルです。

多くのPAWコマンドを勉強するには、PAW/ANAPAW コマンドが参考になります。

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