勝つ投資家と負ける投資家の違い 運用成果に大きく寄与する3要因

世の中には、勝つ投資家と負ける投資家がいます。違いは何でしょうか。運用成果に大きく影響を与えるのは、「開始時期」「資金管理」「優位性」の3つです。これらの要因が、投資家の勝ち負けを決定します。

勝つ投資家と負ける投資家の違い

開始時期

いつ始めたか、つまり開始時期により、国内投資家の勝率は大きく異なります。株価が安値圏で始めた投資家は勝ちやすく、高値圏で始めた投資家は負けやすくなります。

例えば、同一のアセット・アロケーションで同一のファンドを、同一の金額でドル・コスト平均法で積み立てる2人のインデックス投資家を考えます。投資手法は全く同じです。ところが、リーマン・ショックの底辺の株価で運用を始めた者は現在含み益で、一方のアベノミクス・バブルの頂点で運用を始めた者は、現在含み損になっています。

このように投資開始時期は、運用成績に決定的な影響を与える事があります。右肩上がり相場であれば開始時期による勝率の大きな違いは表れませんが、低成長と低金利、円高傾向がある日本の投資家はこの傾向が顕著です。

具体的なチャートがあります。日経平均株価の超長期チャートでは、国内株式の安値圏と高値圏の様子を図示しています。米ドル/円 為替相場の超長期チャート 長期的な円高トレンドとその原因では、低金利の日本円は通貨高を招き、海外資産価値を目減りさせる様子を図示し説明しています。

勝つ投資家になるためには、安値圏で買いを入れる必要があります。安値圏の相場にはいくつかの特徴があります。例えば、年金が買いを入れる、悪い材料に対して「材料出尽くしの買い」が入り株価が上昇する、などの現象は、底値圏の特徴です。

 

資金管理

資金管理能力は、投資家の運用成績に大きく影響します。資産運用は、元手・元金が大変重要です。元金を失った投資家は、それ以降の利益が得られません。この状態は、負組投資家の典型的な姿です。

元金を失わないためには、資金管理が必要です。リターンの確率分布を考え、それに対応する適切なリスク資産比率と無リスク資産比率を計算します。成長を享受するためには、対数最適化は必ず意識すべきです。

無リスク資産の利用は、リスク・リターン特性の柔軟な設定を可能にします。更に無リスク資産は、元本確保を通して運用資産の成長性を高める効果もあります。それらの様子を無リスク資産への投資に記述しました。

勝つ投資家になるためには、無リスク資産を適切に扱う必要があります。資金管理は、投資家の運用成績に大きな寄与をします。

 

優位性

採用する運用手法の優位性は大切です。勝つ投資家は、リターンの期待値が高い有利な売買を行います。資産運用は常に比較を行う世界です。

負ける投資家は、不利な条件で売買します。勝つ投資家になるためには、何が有利なのかを知った上で、有利な条件での売買が必要です。優位性を知るためには、情報収集と知識の蓄積、精度の高い計算や予測をする必要があります。

たとえ多くを考えなくても、預金運用と比べて、資産を増やせると考える根拠は何か、自分の売買は他者と比べてどう有利なのか、最小限これらをよく考え、有利な条件での資産運用を心がけたいものです。

 

まとめ・関連書籍

勝つ投資家と負ける投資家がいます。

勝つ投資家は、安値圏で運用を始め、負ける投資家は高値圏で運用を始めます。勝つ投資家になるためには、資金管理能力を持ち、優位性を持った売買を行う事が重要です。

なお、資金管理と優位性の2項目については、 「マーケットの魔術師(エッセンシャル版)」を読みましたで紹介した書籍に詳しい記載があり、お薦めです。

 

 

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