国債のデフォルト(債務不履行)の分類

各国の国債のデフォルト(債務不履行)には、様々なタイプがあります。

金利高騰で破綻するギリシャ型、議会迷走で破綻するアメリカ型、外国からの圧力により破綻するアルゼンチン型の3種類を紹介します。

国債デフォルト分類

ギリシャ型

国債が売りを浴び、利回りが高騰、国が借金できなくなり破綻するタイプのデフォルトです。

2009年にギリシャの政権交代により、粉飾された国家財政が明らかになりました。これを受けギリシャ国債は売りを浴び、金利が急上昇しました。金利が異常な水準になり、更なる国債発行が滞り、発行済の国債の償還ができなくなりました。

同様に赤字国家の国債が暴落しました。これらは欧州ソブリン危機(2010年)として知られています。

粉飾がなくても、経済の低迷等の理由により、国債が売りを浴び、財政破綻するタイプのデフォルトがあります。

 

アメリカ型

議会が迷走し、債務履行が滞るタイプのデフォルトです。

政府の債務上限額が設定されている場合、上限額に達すると借り入れができなくなり、破綻します。プットオプション(金融危機で暴騰する金融商品)を買い込んだ議員が、敢えて悪い方向へ向かわせようとする事もあります。

議会が迷走を始めれば、国債の格付けが下がります。国債の格下げは、世界各国の安全資産の運用方法に影響し、経済の混乱を招きます。

米国債ショック(2011年)では、米国債デフォルトはギリギリで回避されたものの、格下げが世界同時株安を誘発しました。

 

アルゼンチン型

米国司法による馬鹿げた判決により引き起こされるデフォルトもあります。

アルゼンチンは2001年にデフォルトしました。その局面でアルゼンチン国債を安く買い集めたヘッジファンドが、その後、全額返済を求め訴訟しました。

米国最高裁はこれを認め、更に他の債権者への支払いまでもを禁止してしまいました。この判決により、アルゼンチンは債権者への利子の支払いが滞り、2014年に再びデフォルト状態へと陥りました。

このように、他国のルールがデフォルトを招く場合があります。

 

まとめ

各国の国債は様々な局面でデフォルト(債務不履行)に陥ります。デフォルトには、金利高騰で破綻するギリシャ型、議会迷走で破綻するアメリカ型、外国からの圧力により破綻するアルゼンチン型があります。

 


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