インデックス投資のデメリット(メリット風のまとめ)

インデックス投資のデメリット(メリット風のまとめ)

個別銘柄運用と比較した場合、インデックス投資にはいくつかのデメリットがあります。

これらのデメリットをまとめます。ただし、熱心なインデックス信者への配慮から、敢えてメリット風にまとめ、列挙してみます。

信託報酬の支払いを通じて、多くの会社の利益に貢献できる

株式を直接保有している場合と異なり、インデックスファンドを保有している投資家は、「信託報酬」を負担し続ける事になります。この信託報酬は、委託会社・販売会社・受託会社といった、多数の会社に対して支払われます。

運用規模が大きく、運用期間が長いほど、多くの信託報酬がかかります。この信託報酬の支払いを通して、インデックス投資家は多くの会社の利益に貢献する事ができます。

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優待を受け取る事がないので、ポートフォリオの保守に集中できる

特定の国内株式を保有していれば、株主優待の時期に投資先の会社からプレゼント(優待)が贈られてきます。優待は受け取ると嬉しくなるため、投資判断を狂わせる要因になる事が多くあります。

インデックスファンドを保有し、間接的に会社に投資をしていれば、優待は贈られてきません。このため、インデックス投資家は、雑念なくポートフォリオのメンテナンスに集中できます。

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運用知識や経験値を積まぬまま、市場に居続ける事ができる

個別銘柄を取引していれば、経済動向や会社について興味を持ち、知識を深める事ができます。また売買が完結すれば、多少の反省点が出てきて、経験値がたまり運用は改善していきます。

伝統的インデックス投資を行う場合、この種の知識は不要です。また売買も極めて少なく済むため、反省する機会も後回しにできます。資産運用の出口(売却段階)で困る事になるかも知れませんが、とりあえず市場に居続ける事ができる点は、インデックス投資のメリットです。

 

大儲けの夢を放棄した、人としての渋さを身につける事ができる

資産運用の手法はさまざまで、一攫千金の夢が持てる投資も多くあります。ところがインデックス投資では、得られるリターンは市場平均から運用コストを引いた、その残りであることが決まっています。

大儲けの夢を放棄する事で、渋さを身につける事ができる点は、インデックス投資のメリットです。

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インデックス投資のデメリット(メリット風のまとめ)” への1件のコメント
  1. ひでぼう より:

    いずれも、もっともですね。
    ただ、優待は金銭に換えられるモノは換金され、利益に計上されてるようです。
    もちろんそれでも100%享受はできないですけどね。

    是非この記事を、インデックストップブロガーのコメント欄にリンクを貼ってみてもらいたいです(笑)。

    • Kapok より:

      > ひでさん

      >> いずれも、もっともですね。

      ありがとうございます。
      デメリットについて当たり前のような内容を書きましたが、類似記事はほぼ無かったので、そう言って頂けて安心しました。

      >> ただ、優待は金銭に換えられるモノは換金され、利益に計上されてるようです。

      優待は国内の小規模投資家に有利な制度ですが、そのように換金される場合は、インデックス投資家も微々たる利益を享受できるかも知れませんね。

      >> 是非この記事を、インデックストップブロガーのコメント欄にリンクを貼ってみてもらいたいです(笑)。

      それも面白いかも知れませんね。類似記事があればTB飛ばそうかと思います。

  2. hideon より:

    某インデックス派へのコメントからたどり着きました。
    私も個別株を中心で投信はほぼしませんが、ほんと投信での、インデックス派って、手数料のみ気にしてアホなんじゃないだろうかと思います。(私は、に、ETFなども個別株のように売買する事だけはありますが。)

    そもそも分からないから市場の流れに任せるって、投資しないという選択肢は無いのかと。
    また投信でも、インデックスにずっと勝つアクティブはマレって、アクティブは、その時を狙って投資しているのに、継続的な指標とだけ比べて何が嬉しいんだろう。
    まぁ、インデックスの権化みたいな元ファンドマージャーなんか、
    インデックスは3,000本以上のうち4つだけでいいと言っているから、
    4つ以外を選んでいるインデックス派は、インデックスの指標銘柄を選んでいる行為は何ですかね?
    すでにインデックスの中でアクティブを選んでいるよううなもんで、矛盾にもがいているでしょうけど。

    • Kapok より:

      > hideonさん

      >> インデックス派って、手数料のみ気にしてアホなんじゃないだろうかと思います。

      同意します。最終的な運用成果に影響する要因は他にも多いですからね。
      あれだけコストに気を遣えるのであれば、低コスト投信を探すよりも、低PER株を探すほうが投資効率が良いはずです。

      >> インデックスの権化みたいな元ファンドマージャーなんか、 ・・・

      アクティブファンドの無能な元FMが、インデックスファンドを推すのは仕方ない事です。ちなみに、多くのインデックス投資家はアセアロがアクティブである事に気付いていません。

  3. hideon より:

    >多くのインデックス投資家はアセアロがアクティブである事に気付いていません。

    ほんと、そうですよね。矛盾に気づかず、アホですね、やっぱり。
    某社主催のインデックスナイトでも、アクティブ派もぎゃふんと言わせてやればよいのにw

    • Kapok より:

      > hideonさん

      さすがに「ぎゃふん」は難しいと思います。(純度の高いCAPM信者が「できません。」と「分かりません。」を連呼して議論が深まらないと予測します。)

  4. horizon より:

    はじめまして。少し前の記事にコメントしてすみません。

    インデックス投資は、保有しているだけで信託報酬手数料というコストがかかるのに、それの高い安いを検討するなら、なぜ、保有にコストがかからない個別株にしないのか、私も理解できないです。

    投資信託で分配型が不利といわれるように、個別株では配当金に税金がかかりますので、分配無しのインデックスファンドは税の繰り延べ効果は得られますが、信託報酬手数料のマイナスを補うことができる可能性は低いと思います。

    ただ、優待は投資判断を狂わせる要因になるとは思います。
    ついつい優待に目がいって、優待銘柄が多くなりがちなのと、海外資産への分散投資意欲が低くなりがちです。
    私は多数銘柄分散の個別株投資派ですが、今年の成績は、日経平均やTOPIXを下回っています。

    また、投資金額100万円以下で個別株投資は分散性を得にくいので、少ない投資金額で投資をしたい場合にはインデックスは向いていると思います。

    • Kapok より:

      > horizonさん

      こんにちは。
      やはり長期投資の場合は、個別株の方が低コストで運用できる気がしますね。

      >> 優待は投資判断を狂わせる要因になるとは思います。

      これはありますね。優待利回りと各種利回りを比べ、合理的な判断を心がけたいです。

      >> 投資金額100万円以下で個別株投資は分散性を得にくいので、少ない投資金額で投資をしたい場合にはインデックスは向いていると思います。

      確かに個別銘柄取引は、ある程度の元手が欲しいですね。投資額が小さいうちは、インデックス投資一択かも知れません。信託報酬の額も小さいですからね。

  5. ニシ より:

    個別株もコストはかかりますよ。
    税金という形で。

    配当毎年2%とすると、0.4%運用経費として掛かります。

    バイアンドホールドを前提とすると
    TOPIXインデックス投資信託なら0.35%程度の
    実質コストで維持できると推定できますので

    配当再投資を行うものと仮定すると、個別株はまた売買コストがかかります。
    投資信託の場合配当は内部では非課税で再投資されます。
    個別株よりも維持コストはかかりません。

    個別株を維持コスト0と考えるのは早計です。

    インデックス投資信託主体の方は配当再投資にメリットを感じているのです。
    個別株は基本的にはキャピタルゲインを狙うものですが、

    インデックス投資はキャピタルゲイン+インカムゲインの複利を狙うのです。
    長期投資の配当再投資の効果が最も顕著に出るものが、
    低コストインデックス投資です。

  6. Kapok より:

    >ニシさん

    >> 個別株を維持コスト0と考えるのは早計です。

    当記事では、個別株の維持コストが0だとは主張していません。

    >> 個別株よりも維持コストはかかりません。

    個別株での配当金への課税に相当する税金は、内部再投資型の投信では売買益への課税に変わります。
    この点を忘れると正しい比較ができませんのでご注意ください。

    • ニシ より:

      個別株の件、失礼しました。
      前のコメントを見て、そういった考えなのかと勘違いしました。

      個別株やETFの問題点は、下落時にも配当に課税されることです。

      何かの含み損を売却をして敢えて損益通算をするなどの対策はとれますけどね。

      投資信託(無分配)は個別元本制度を用いているため、キャピタルとインカムの合算が基準価格として反映されています。

      仮にキャピタルとインカムの基準価格が購入価格よりもマイナスの場合、
      売却益及び分配金が出た場合は当然非課税となります。

      それに対し、個別やETFの場合、配当の都度課税されます。
      仮にキャピタルが含み損の場合でもインカムが発生した時点で課税です。

      リバランスを含め、売却を当分しないという前提で考えると
      複利効率的には投資信託の仕組みが最も合理的です。

      • Kapok より:

        > ニシさん

        >> 何かの含み損を売却をして敢えて損益通算をするなどの対策はとれますけどね。

        はい。個別株では節税対策のバリエーションが豊かです。
        ちなみに、もしも含み損銘柄があれば、全体で下落時のみならず上昇時でも節税できます。

        >> リバランスを含め、売却を当分しないという前提で考えると
        >> 複利効率的には投資信託の仕組みが最も合理的です。

        確かにランニングコストと複利効率のみに注目し、トータルリターンを考慮しない視点であれば、内部再投資型の投資信託は魅力的かも知れませんね。

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